女性の目 ア・ラ・カルト
 フランス
 「家庭生ゴミを堆肥に」キャンペーン

 フランスでは1人当たりのゴミの量は年間およそ250リットルと言われています。そのうち生ゴミが70リットル。大部分がそのまま埋められてしまうため、年々増えるゴミの量を減らすために、ゴミ収集会社がゴミ減量キャンペーンに乗り出しました。
 私は、「家庭でできる生ゴミ処理法」についての住民向け講習会に参加してみました。派遣された職員が、庭がある家庭用の大きな木の箱や、庭のない家庭にはミミズコンポストのシステムなど、生ゴミを堆肥(たいひ)にかえるために必要な物を紹介。そして堆肥作りや利用法に関するノウハウを伝授したり質問に答えたりと、まるでガーデニングの講習会のようでした。その後、希望者には容器を無料で配布するのですが、多くの住民が受け取りに来ていました。
 すでに家庭で出る生ゴミはすべて堆肥作りに回している私ですが、量を増やそうと思っていたところなので、今回、庭に設置する木製の容器(およそ1メートル四方、容量400リットル)をもらってきました。できた堆肥は家庭菜園に使用します。ゴミを減らし、なおかつおいしく安全な野菜をつくるための堆肥を無料で手に入れられるのです。
 「ゴミを減らそう!」と訴えるだけでなく、出てしまうゴミをどのように活用するかの具体的な例を示し、さらにそれを応援する体制を整えているこのキャンペーンはすばらしいアイデアだと思いました。

(ドゥーセーブル県シャンテコー村在住 ヒューゴー真理子)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.04.27.)


o 容器を無料で配布
x 陽気を無料で配布

 ……あやうくうっかり、見逃すところでした……☆☆

 ちなみに、うちには「生ゴミ」という分別は存在しません。

 「庭に帰るもの」と、呼称しております☆


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