その不安や孤独。
2010年4月13日 【 反 ★ 貧困 ! ! 】潮流
1月末に放送されたNHKスペシャル「無縁社会」が大きな反響を呼んでいます。放送と同時にネット上には3万件を超える書き込みが…。先日、NHKが続編を放送し、『週刊ダイヤモンド』も特集を組みました。
懸命に生きてきた人が、一人孤独に亡くなり、誰にも引き取られない「無縁死」。NHKの調査では、おととしだけで3万2千件にのぼるそうです。背景にあるのは、家族の形や働き方、ライフスタイルの変化による地縁、血縁、社縁の崩壊。番組が映し出したのは、胸が苦しくなるような現実と、「ひとごとではない」という30代40代の将来への不安でした。
そして、その不安や孤独さえビジネスの大正になる現実。驚いたのは、有料で話し相手になる電話サービスや、結婚式に赤の他人がサクラで出席する代理出席サービスがあることです。「非正規の職場を転々としてきたため同僚とつきあいが深まらなかった」という女性の理由が痛々しい。
上京し、コンピューター関連会社の正社員になったものの過労とストレスでうつ病になった35歳の男性は、「離れて暮らす家族に心配かけたくない」と電話をすることすらためらいます。「自己責任論」の呪縛(じゅばく)です。
政治がやるべきことは、安心して老いることのできる社会にするための公的システムを再構築することでしょう。でも、今やっていることは逆行することばかりです。
NHKスペシャルの放送2日前、施政方針演説で「命を守りたい」と述べた鳩山総理。その決意が試されます。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.04.13.)
>「ひとごとではない」
いや本当に、まったく★(--;)★
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