新たに追加したDNのテーマ分類、
「TT-ファイル」(仮称)
 http://85358.diarynote.jp/?theme_id=17 についてですが。

 これね、えーとね……。

 なんでこれを立てたかの説明は、後にして。

 と、いうことにしたいのですが、いま、書いちゃうかな……?


 Tさんは、わがオンボロ借家から徒歩2分ほどの「重度身体障害者施設」に、20年近く、「入所」していました。

 私が彼女と知り合ったイキサツの話はのちに譲るとして、ともあれ、私と知り合った15年ほど前までは、一応、短時間ながら毎日一定の作業(トイレとか入浴とか会議参加とか)中は「車椅子生活」を営んでいられたのですが。

 「難病」の進行につれ、それは辛くなったということで、ここ10年ほどは、ベッドに「寝たきり」。部屋から一歩も出ずに、天井の染みと窓の外の光景(とりわけ夕焼けがみごとにきれいに見える窓でした。)、そしてテレビとビデオとカセットテープで聴くクラシック音楽だけが友……という、不自由な生活で。

 退屈しきって「生きる気力」を失っていくTさんを、手をつかねて放置するのも私の趣味に合わないので、なんだかんだで俗世間への興味や楽しみを保ってもらいたいなぁと、私は、一石二鳥の「趣味のしんぶん切り抜き」のかたわら、「Tさん用」の切り抜きのファイルを、作っては届けていたわけです。

 最初のうちは、切り抜いた紙片のままでも読んでもらえたのですが、寝たきりで介護度が進むとそれも「読みづらい」「読めない」とクレームをもらい。試行錯誤の末、介助員の人の腰や腕にも負担になりにくい、軽いファイルに糊付けしてTさんに読みやすいよう裏の光が透けないようにして……という、一定の「お届けファイリング形態」を、完成させるに至っていたのですが。

 これ、切って貼って綴じて……に、結構ちょっと、手間がかかるんです。

 んで、自然と記事掲載時から「ファイリングしてお届け」までの間にどんどんタイムラグが広がるようになっちゃって。

 さらにTさんの入所している施設では、世間のご多分に漏れず「分割民営化」だの「給食調理の民間委託」だの「福祉予算減による介助員不足」だのが相次いで起こり……

 Tさん、ファイルを読むのに介助職員の手を借りる時間数が足りない。という事態になってまして。

 「今もらっても読めないからしばらく後で」と昨年末ぐらいに言われ、「そろそろ読める(介助職員さんの人手不足が落ち着いた)と言われた時には、私がばたばたしていて……

 ここ数ヶ月分の「Tさん用の切り抜き」。私の机の一角に地層のごとく堆積しまくっていて、その厚さたるや、おそらく15センチは超えます……★

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 はい。一枚あたり数ミクロンしかない新聞紙の、厚さ十数センチの堆積。といったら、いったい、合計で、何枚(何記事?)あるんでしょうか……????

 これ、一般常識的にいったら、「無駄になってしまったわ……★」と悲しみながら、さくっと「古紙回収」に出せば、済む話。なんでしょうけど……



 MOTTAINAI!! おばけに取り憑かれて暮らしている私に、そんなこと……

 できません★(--;)☆


 さらに言うなら、生前のT木さんからは、「紙にファイルだと介助職員に余裕のある時でないと読めない。T屋さん(私のこと)の他ののみたいに、ネット上に入力してPCで読めるようにしてもらうわけにはいかないんですか?」という、要望を……
 
 すでにもらっていた、わけなんですが。

 「えぇ~? 自分のテーマの(趣味の)“切り抜き”だけでも、時間がかかって、溜め込む一方なのに……
 T木さんのテーマのやつまで、打ってる時間、ないですよぉ☆」と、

 さくっと、断ってしまった……。

(ちょっと今、後悔、してます★)



 そんなわけで。昨年末から過去数ヶ月分、溜めこんで放置してしまっていた「T木さん用」切り抜きの厚さ十数センチの束。それから、今後も増え続ける(つい「習慣で」=T木さんのことを思い出しながら)切り抜いてしまうであろう当該テーマ群関連の切り抜きの数々……を。

 お詫びと追悼と供養と自己満足(欺瞞?免罪符?)を兼ねて……、

 この、「TT-ふぁいる」に、アップしていこうと思います。

 「Tさんの」興味・関心を主題としたテーマですので、従来の私のテーマ(関心分野)で選択してきた記事群とは傾向が違うのですが、いままで私のテーマに関心があって読みに来ていただいていた方々には、その点、ご容赦・ご寛恕をいただければと思います。

 んで、Tさんファイルの主なテーマは、

1.障害者施策関連
2.「難病」関連
3.「民営化」「民間委託」問題関連
4.小鳥と猫
5.フランス文化
6.クラシック音楽

 などなどです……






 Tさん関係者のかたにも、その他のかたにも、お楽しみいただければ幸いです。



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