様子を見ることにして容態を悪化させる
2010年3月6日 くたばれ!カイザー(ん)! こちらは悪化の一途の東京★
都立3小児病院存続させよ
開業医にも重要
東京保険医協会 森本玄始氏
東京都が3月16日に都立3小児病院(清瀬、八王子、梅ヶ丘)の廃止を計画していることについて、東京保険医教会の森本玄始(げんし)地域医療部長は次のように話しています。
近くに小児の専門病院があるということは開業医にとっても重要です。診療所での措置だけでは手に負えないケースが多々あり、専門的な医療のできる病院と連携できることは医師にとって大きな安心になります。親にとっても、何かあれば小児病院に紹介してもらえると思えば、安心して診療所にかかることができます。
清瀬や八王子の近くで開業している小児科医にとって統合先である府中の小児総合医療センターは遠くて子どもの負担になるので紹介しにくいと思います。
子どもが下痢やおう吐で運ばれてきて、清瀬や八王子の小児病院があれば連れていくところを、府中では遠いので様子を見ることにして容態を悪化させるということが起きるかもしれません。
都が清瀬小児病院の代替としている多摩北部医療センターも、センターの先生方は頑張ってくださると思いますが、都立小児病院のような実績の積み重ねがなく人員も少ないため、清瀬小児病院の担ってきた医療を十分カバーすることはできないと思います。
小児病院と連携してこそ、診療所も患者や親の期待に応えることができます。子どもの命を守り、次世代の担い手を育てるために、都立小児病院は存続させるべきです。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.03.06)
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