(2010.03.06.入力)
 長時間・夜勤問題シンポ
 「不整脈・頭痛 体もたない」
 日本医労連・自治労連・全大教が主催

 看護・介護現場での長時間労働が問題となるなか、「長時間・夜勤問題に関するシンポジウム」が4日、東京都千代田区で開かれ、会場いっぱいの400人が参加しました。(略)
 大阪赤十字病院労組副委員長で看護師の(略)さんは、夕方4時半から翌日9時半過ぎまでのみずからの2交代勤務の実態を生々しく報告しました。「不整脈や頭痛が起きることがあり、62歳の定年までとても体がもたない」とのべました。
 日本航空キャビンクルーユニオン執行委員で客室乗務員の(略)さんは、夜勤を含む不規則な長時間勤務で、高い精神的緊張度の継続が求められる勤務であることを発言。「人命を守る役割を担っている点は医療従事者と同じ。共同した運動をつくっていきたい」と話しました。
 (略)労働科学研究所慢性疲労研究センター長は、具体的なデータを示し、夜勤時に事故のリスクが高まる問題を指摘。睡眠バランスの崩れで心臓への負担が高まることや発がん率の高まることなど、労働者の心身に与える悪影響をわかりやすく説明しました。
 川人博弁護士・過労死弁護団全国連絡会議幹事長は、手術室担当看護師として月4回の25時間連続勤務と80時間の時間外労働に忙殺され致死性不整脈で亡くなった(略)さん(当時24歳)の事例を説明。「人の命を守るものが不健康であってはならない。異常な長時間、深夜勤務がさまざまな職種に広がるなか、連携して法的規制をつくらせよう」とよびかけると、会場から大きな拍手が起きました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.03.05.)

コメント

最新のコメント

日記内を検索