キリスト教徒襲撃相次ぐ
イラク総選挙前4320人が避難
7日のイラク総選挙を前に北部のモスルでキリスト教系住民に対する襲撃事件が続発、1、2月の死者は12人に達し、3月1日現在に周辺地区に逃れている避難民は720家族4320人に達しています。国連人道問題調整事務所(OCHA)が明らかにしました。
モスル市街では先月28日、キリスト教系住民1000人以上がオリーブの枝を掲げて対抗デモを行い、当局に対し迫害行為に断固とした行動を取るよう求めました。
モスルでは過去2週間でキリスト教系住民への攻撃で少なくとも8人が殺害されました。このうち6人は街頭や自宅付近、職場で射殺され、2人は拉致され遺棄されているのが発見されています。OCHAの報告によると、モスルに残留しているキリスト教系住民も安全への不安から家に閉じこもっており、学生は授業に出席できず、労働者も仕事に行けない状態だといいます。
キリスト教系住民の避難先となっているのはモスル周辺のニネワ州アルハムダニヤ、ティカイフなどの地区。同州では避難民のために対策委員会が設置されて、人道支援を統括しています。
イラクではイスラムのスンニ派の反政府武装勢力は多数派のシーア派だけでなく、キリスト教など少数者も攻撃の対象としてきました。2008年10月にはモスルからキリスト教系住民1万2000人が避難。昨年12月にもキリスト教系住民が殺されています。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.03.05)
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