タリバンの襲撃 報道規制
 アフガン政府にメディアが批判

 【カブール=ロイター】アフガニスタン政府は1日、反政府武装勢力タリバンによる襲撃場面の報道を禁止すると発表しました。同国メディアなどから批判が出ています。
 治安当局の報道官は同日開いた会見で、攻撃中のタリバン戦闘員の姿が報じられることが、武装勢力の暴力を助長すると説明。許可を得た上で、襲撃後の取材だけができるとしました。違反した記者は拘束し、機材を差し押さえるとしています。
 現地のジャーナリストや非政府組織はこの動きに反発。メディア団体「アフガン・メディア組合」の責任者は「市民に正確な情報を伝えられなくなる」と指摘しました。人権団体「アフガン人権モニター」のメディア担当者は「政府は、自身の無能力をメディア規制で覆い隠すべきではない」と語っています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.03.03.)

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