韓国 死刑合憲の判決
 1票差に波紋

 韓国の憲法裁判所が2月25日に「死刑は憲法に違反しない」との判決を出し、波紋が広がっています。裁判官9人のうち5人が合憲、4人が違憲という小差での決定。韓国では1997年12月を最後に死刑が執行されておらず、政府が執行再開に踏み切るか注目されています。
 同国では1948年から97年までに920人の死刑が執行されました。このうち562人は殺人などの刑事犯。軍事独裁時代に国家保安法違反などで処刑された政治囚も254人に達します。現在、収監中の死刑囚は57人の刑事犯です。
 今回の裁判は、4人を殺害したとして死刑を求刑された男性被告の裁判で、光州高裁が2008年に被告の申請を受け入れて、死刑が合憲か違憲か審判するよう憲法裁判所に要請したものです。
 争点となったのは、1988年に制定された現憲法の条項。憲法10条は「すべての国民は人間としての尊厳と価値を持つ」と明記。一方で37条は「国民のすべての自由と権利は、国家安全保障・秩序維持または公共の福利のために、必要な場合に限り法律で制限できる」と規定しています。ただ、37条は「制限する場合でも、自由と権利の本質的な内容を侵害することはできない」としています。
 合憲とした裁判官は、死刑がこれらの規定に反しないと主張していますが、最大の理由は死刑制度に賛成する国民が6割を超えるという世論だと報じられています。
 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、2008年末時点で世界192カ国のうち138を「死刑廃止国」に分類しています。このうち38カ国は、10年以上死刑を執行していない「事実上の廃止国」で、韓国を含みます。
 大韓弁護士協会は、「96年の判決は7対2で合憲だったが、今回は5対4まで迫った。(死刑廃止に向けた)大きな発展であり歓迎する」との声明を発表しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.03.02.)


 わたしは原則として死刑廃止論者なのだが。

>4人を殺害したとして死刑を求刑された男性被告
>被告の申請を受け入れて、死刑が合憲か違憲か審判するよう憲法裁判所に要請

 小難しい憲法条文の些細な矛盾点を指摘して憲法裁判を起こせるほどの知能と学歴を有する人間が、4人も殺しておいて自分は死刑になりたくないとほざいて憲法条文まで持ち出すとは……………………

 盗人猛々しいというか、恥を知れ! というか……

「コイツだけは死刑にしておきたい★」と、思ってしまったであろう裁判官の皆さんに、うっかりご同情申し上げてしまう……次第である★

 (--;)☆





 そんな人間を野放しにしたら、それこそ「殺したって死刑にはならないんだから!」という凶悪確信犯的快楽・愉快犯殺人者が、ゴロゴロ発生してしまうじゃーないですか………………★

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