看護師 街頭で訴え
お金の心配なく病院に。
患者に優しくなりたい
東京都内の医療・福祉職場で働く青年たちが街頭で社会保障を守る日本共産党への思いを語っています。(略)
皆さんに質問します。酔っぱらった医者に診察を受けたいと思う人はいますか。慢性疲労を経験した人によれば、夜勤明けの医者の集中力は酔っ払いの人と同じだといわれています。今、日本全国でこういう現実があるのではないでしょうか。私の働いている病院でも、昼間働き、夜当直をして、夜勤明けでまた外来の診察に出る、30時間、40時間病院にいつづける状況があります。
友達に私が看護師だと伝えると「大変ね。夜勤もあるんでしょ」と言われます。本当に大変です。それは夜勤をすること自体も大変ですが、夜の眠くて集中力もないなかで、20人以上の患者さんに責任を持つというそのプレッシャーです。「ミスをするんじゃないか」。そんな不安の中で行われています。残業、残業で追いつかなくなる中、いま新人看護師の約1割が1年以内にやめています。
病気を治すお手伝いをしたい、そんな初心を持ちながら、同時に鳴り響くナースコールに、理想と現実のなかで心が折れていきます。患者に優しくなれなくて、ナースコールが鳴ったとき舌打ちをしてしまう自分に嫌気がさしてしまうのです。そして医者も看護師も自分の身を削りながら働いています。
長時間夜勤労働をすると男性だと前立腺がん、女性だと乳がんの発病率が高まるとされています。夜勤労働者は平均寿命が10年短いとされています。
医師のためにも患者のためにも、安心して、やりがいをもって働き続けられる安全な医療制度をつくってほしいと思います。そのためには、医療サービスへの対価として国から病院に支払われる診療報酬を上げてほしいと思いますし、その計画を持っているのが日本共産党です。
診療報酬を上げると同時に、みなさんとつくりたいのは患者さんの医療費負担の軽減です。私は外来で看護師をしていますが、先日、糖尿病で通院していた患者さんがある日、ぱったりと来なくなりました。患者さんは病気を治すのに必要な薬を投与していました。どうしたのかと職場の先輩とおうちを訪問しました。息子さんに「お金がなくて病院に行けない」と言われ、患者さんは薬の投与ができなかったため合併症である目の病気が進んでしまいました。本当に悔しいです。
看護師として病気を治す手伝いはできますが、お金の工面まではできません。医療費負担が少なければ、そして負担がなければ患者さんはちゃんと病気が治せるのにと、すごく歯がゆかったです。
皮膚の病気で2週間くらいの手術が必要だねと医師にいわれた患者さんが、いま仕事を休んだら仕事をクビになるから休めないと言いました。安心して医療にかかるためには皆さんの生活と雇用がちゃんと安定しなければならないと思いました。働くなら正社員が当たり前にしてほしい。
(略)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.02.28)
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