イラク戦争の略奪品 米が返還
 博物館収蔵品 戻ったのは半分

 【ワシントン=AFP時事】米政府は25日、イラク戦争時に米国人らが持ち帰った博物館収蔵品など6点をイラク側に返還しました。在米イラク大使館で同日、引き渡し式が行われました。
 混乱の中で略奪されたとみられる品々が発見された経緯はさまざま。紀元前2100年ごろのものとみられる古代遺物が米シカゴ空港の荷物検査で見つかり、同8世紀ごろのアッシリアの黄金の耳飾りはニューヨークの競売商クリスティーズで売りに出される直前に止められました。
 イラク戦争に伴い、イラク国立博物館だけで約1万5000点の収蔵品が略奪されました。これまでの戻ったのはその半分にすぎません。
 同大使館によると、米国からは既に1000点を超える返還がありました。スマイダイエ大使は引き渡し式で「文化的な宝の一つ一つを本来あるべき所に戻すため今後も粘り強く努力を続ける」と述べ、返還促進に期待を示しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.02.27.)


 それでも、約半数もの大量の文物が、すでに「返還されている」ということに関して、感無量である。ということを伝えたい。

 検挙や摘発に尽力した関係者のみなさんの職業的良心に深い敬意を捧げる。

 戦場においては略奪行為も当然とみなされてきたのも人類史の一面だが、もはや、「略奪されたものは返還されるべきである」という合意(コンセンサス)が、地球先進人類のスタンダードとなりつつある。

 この、歓び。

 人間、まだまだ、捨てたもんじゃない。

 だいじょうぶ、私たちは、未来に向かって、進める♪

 !(^^)!





 願わくば、欧米諸国が往事の清王朝から詐取していった古代文物が無事に返還される日が来るであろうことと同じように、中華「人民共和」国がチベット寺院から略奪して持ち去り、多くは日本人へと売り払った、密教美術の数々が……



 いつの日か、故国へと返還。

 されますように……………………。






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