一党支配の廃止

　民主化要求作家
　懲役１１年が確定　中国

　【北京＝山田俊英】中国の政治民主化を要求する「08憲章」を起草したとして、国家政権転覆扇動罪に問われていた作家、劉暁波氏（５４）の控訴審判決公判が１１日、北京市高級人民法院（高裁）で開かれました。同法院懲役１１年、政治権利剥奪（はくだつ）２年の一審判決を支持し、劉氏の控訴を棄却しました。二審制のため判決が確定します。
　08憲章は２００８年１２月に発表された文書。立法機関の直接選挙、一党支配の廃止、政党活動の自由化など憲法改正を要求し、賛同署名が広がりました。劉氏は憲章発表の際、身柄を拘束され、昨年１２月の一審判決で有罪を言い渡されました。劉氏は憲法で保障された言論の自由を根拠に無罪を主張してきました。

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　2010.02.12.）