輸入牛肉・コメ・麦
放射線照射 調べず
規制強化必要 安全性は未確認
米国産牛肉や輸入米(ミニマムアクセス米)、輸入小麦などについて、放射線照射の有無を調べる検疫所検査が実施されていないことが14日までに、本誌調査で明らかになりました。放射線が照射された食品の輸入は、ジャガイモ(バレイショ)を除き、安全性が確認されていないため、食品衛生法で禁じられています。
厚生労働省の輸入食品安全対策室によると、同法に基づき、検疫所で放射線照射の有無を検査しているのは、野菜や果実、香辛料など、16種類(一部実施を含めて20種類)です。(略)
同省が昨年5月に公表した府尾斜線商社食品についての報告書(その後、改訂の必要から公表中止)では、諸外国で認可されている放射線照射食品は、主な品目で38種類。放射線照射の検査を実施しているのは、その約半数にすぎません。
検査をしていない理由について同省は「いまの検査法は、食品に付着している土に含まれる鉱物について、放射線を照射した痕跡を調べるもの。鉱物を使わない検査法は、まだ開発されていない:と説明します。
「寄生虫防除」や「殺菌」などを目的に、放射線照射食品を認可している国は、牛肉や豚肉、家禽(かきん)肉のすべてを認可している米国をはじめ、アジア各国など、日本の主要な食品輸入先が中心です。それだけに、検査法の早急な開発や適切な輸入規制強化が急がれます。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.02.15)
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