私はテレビを持っていない(持たない)ので、見られるかた、もし見たら、感想を教えてくださいまし☆
 テレビ・ラジオ あす放送
 ETV特集 あるダム計画の履歴書
 NHK教育 7日 午後10:00

 アイヌ文化と対比で描き秀逸

 北海道日高地方の沙流川流域に、完成から14年で半分土砂に埋まり、洪水さえ引き起こす二風谷(にぶたに)ダムがあります。ダムは1967年、「日本列島改造」の巨大プロジェクト、苫小牧東部工業基地に水を供給することを主な目的として計画されました。80年代、苫小牧開発は破たん。当初の目的を失いながら、建設が強行され、今は無惨な姿をさらすダムの40年を豊富な映像と証言で検証しています。
 二風谷はアイヌ民族の居留地でした。ダムは、清流を、アイヌの祈りの場を破壊し建設されました。土地を強制収容された、アイヌの菅野茂さんと貝澤正さんが土地収容を拒否、裁判に訴えます。判決はアイヌを先住民族と認め、ダム建設を違法とした画期的なものでした。ただ取り壊しは命じなかったので国は控訴せず、「違法ダム」として残りました。
 番組は菅野さん、貝澤さんのたたかいを、明治以降のアイヌ差別の歴史を重ね、たどります。それは、自然と共生するアイヌ文化と「利潤第一主義」との対比になっています。沙流川開発を描きながら、未来を見越した人間の知恵とは何かを考えさせる秀作です。

(荻野谷正博)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.02.06)


>二風谷はアイヌ民族の居留地でした。

 アイヌ(=人間)は、ここを、シサム(和人)の言葉では「聖地」と呼んでいる。
 「居留地」というのは占領者(侵略者)側の謂いである。

 筆者の見識を問いたい。★(==;)★

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年2月6日15:10

 ちなみに二風谷には20数年前に行ったことがあり、「アイヌモシリ一万年祭」の設営ボランティアとして参加して、最初の一晩は「ダム反対闘争家」でもあられるアシリ・レラさんの家(チセ)に泊めていただき、その後は会場でテントを張って寝泊まりしてました。
 アシリ・レラさんが、時折しも建設中だったダム工事現場の「証拠写真」を撮影するのに、「東京の人が一緒だと不当逮捕されないから」という理由でお供を命じられ、街灯ひとつない真っ暗な北海道を「深夜のお散歩」(逮捕されるかもの危険つき♪)という、めったにできないスリルを体験させていただきました(笑)

 あの、「ダムは無駄!」と、叫ばれながら、凶行された、ダムが……

 そうですか。もう、砂に沈んじゃったんですか……。




 レラさんの目の黒いうちに、解体撤去工事が始まりますように。

 そして、今度は不当逮捕などを恐れずに、昼間に堂々と、

 「証拠写真」が撮影できますように……。




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