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 政党考 ■4■
 鳩山政権でも変わらず

 「これでだめだったら命を絶とう」。路上生活の男性(73)が16日、ビラを頼りに東京・新橋駅近くでの街頭労働相談のテントを訪ねました。
 ビラには、全労連などの呼びかけで、都内各地で開かれている労働・生活相談の一覧が載っていました。
 男性は、建築現場を11月末で解雇され、カプセルホテルに滞在中です。以前路上生活から救ってくれたNPO(非営利団体)にも相談しましたが、今年は受け入れ施設がいっぱいだといわれました。
 労働組合員とともに待機していた日本共産党港区議団の協力で生活保護申請を行うことができました。


 「助かった」

 同日夜、新宿駅西口で行われた民青同盟の街頭労働相談。日本共産党の田村智子参院比例候補らが相談に応じ、翌日7人が生活保護などを利用した生活再建に踏み出しました。
 3年間、路上生活を強いられた元タクシー運転手の男性(51)はいいます。「仕事があれば何でもやる。でも、ないんだよ。民主党の政権になっても、おれたちみたいなのは今まで通りだ。共産党が相談に乗ってくれ、本当に助かった」
 昨年の「年越し派遣村」は、自公政権が生み出した深刻な貧困の実態を突きつけ、総選挙での国民の審判にも大きな影響を与えました。
 この中で、鳩山政権も「再び『派遣村』を必要とすることなく、安心して生活が送れるようにするため、支援策を強化する」(緊急経済対策))などと繰り返しています。
 その対策として打ち出されているのが「サンストップ・サービス・デイ」。
 求職者で住居・生活支援なども必要としている人が「ひとつの場所で、支援の相談・手続ができる」(厚生労働省)とされます。21日には、全国110カ所のハローワーク・市役所で開催されました。


 使えぬ制度

 しかし、実態はどうなのか。ハローワーク渋谷では同日、路上生活の若者が、職安職員に訴えていました。
 「都内のある区役所に生活保護の申請に行ったら、渋谷に行けといわれたんです…」
 困惑顔の職員は「こちらでは生保の『説明』はできますが、実際の申請は区役所に行ってもらわないと…」。
 生活保護だけではありません。社会福祉協議会が実施する「つなぎ資金貸付」なども、最初から案内に「相談のみ」と断り書きが。現場では、「支給につなげるには結局、各機関に申請に行かなければいけない」「条件が厳しくて使える制度がない」などの声が次々と聞こえてきます。
 民主党が政府に求めた18項目の「重点要望」(16日)には、「今日、明日を生き抜きたい」という悲鳴に応えた項目はありません。精を出したのは、地方や業界から次々上がる陳情の「仕分け」。同党内からは「汗をかいて国民の声を直接聞き、政治に反映させる国会議員としての仕事がなされていない」(中堅議員)との声も聞かれます。

(つづく)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.26.)


>「汗をかいて国民の声を直接聞き、政治に反映させる国会議員としての仕事がなされていない」

 うん。そこが民主党内の「大物」議員とか、民主党の「自称」支持者たち(※「支持している」とネット上等で積極的に意見表明しはするが、しかし自腹を切って「個人献金」をしたり、実地の選挙運動に手や足を出して自主的に「参加」する気概は、ほとんどまったく無い……)の、

 めいかくな、「特徴」だよねぇ……??




(なんていうか……「リアル」じゃないんだ★)

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