年の瀬の路上生活
2009年12月21日 【 反 ★ 貧困 ! ! 】 コメント (2)(今日の・4)
>14万数千円。食費など切り詰めて暮らしても貯金は無理な状態でした。
……そうかぁ……????
(足らぬ足らぬは工夫が足らぬっ!)
雇用破壊の現場から
26歳 派遣切りでホームレスに
トヨタ・日野…各地を転々
”仕事・公的住宅 確保して”
(略)クリスマスの迫った週末の東京・上野公園の炊き出しで26歳の若者と出会いました。「炊き出しに並ぶのは7回目」という派遣切りにあったWKさん(仮名)に年の瀬の路上生活のつらさを聞きました。
■ ■
「最悪の年だった。来年の希望は脱ホームレスです」。切羽詰まった思いが伝わります。凍え死ぬほどの冷え込み。福島県出身のWKさんにとっても寒い公園での路上生活は過酷です。
最初に炊き出しに並んだのは6月でした。「あんなところには並びたくない」。炊き出しで食事をとることにためらっていたWKさんでしたが、「このままでは生きていけない」とプライドを捨てて並びました。
2年間働いてきた都内のIT関連部品工場を解雇されたのは今年1月でした。半年契約の派遣社員でしたが、大不況を理由に契約期間を5カ月残して雇い止めになったのです。
雇い止めから1カ月は、会社の寮に居られたものの、2月からは路上生活を強いられました。3月から6月まで90日の雇用保険の支給を受けたものの、所持金が残り少なくなり、路上生活を覚悟したのです。
都内の福祉事務所を訪ねました。「あなたはこの区内に住んでいないので(生活保護は)受けられない。施設はどこも満員なので、民間の施設を紹介します」
職員に、連れてこられたのが高額な部屋代や食費をとって生活保護費をピンハネしている貧困ビジネスのS社が運営する「低額無料宿泊施設」でした。
部屋代や食費、光熱費など引かれると「僕が受け取るのは約3万円足らずです。自立した暮らしなどできませんよ」とWKさん。1カ月はそこで我慢したものの、「飼い殺しにあうだけだ」と、再び路上生活に戻りました。
■ ■
WKさんは、高校を卒業して3年間、横浜市の電気工事会社で働きましたが、2004年にこの会社が倒産。愛知県刈谷市のトヨタ工場、日野自動車の川崎工場など派遣社員として各地を転々として働きました。
トヨタで働いた時は、日給1万2000円、夜勤1万8000円。月収約22万円程度でした。ここから、6万円の寮費や1万5000円の光熱費などを引かれました。14万数千円。食費など切り詰めて暮らしても貯金は無理な状態でした。
日野自動車など他の製造現場の賃金など労働実態は、トヨタで働いた時と似たり寄ったりでした。
「早く路上生活から抜け出したい。ホームレス支援者の援助で、近く生活保護決定が出る予定です。新年は畳の上で迎えたい」とささやかな願いを語ったWKさん。政府に三つの要望を訴えました。
「一つは仕事を確保してほしい。ハローワークには毎日通っています。でもないのです。路上生活脱出が優先ですから、寮付きか住み込みの仕事を探しているんですが、なかなか見つからない」。切々と話します。
「ホームレス対策に力をいれてほしい」。WKさんの二つ目の要求です。「貧困ビジネスに行政が加担するようなことのないように失業者の身になってやってほしい」。
三つ目は、「若者むけの公的住宅を確保してほしい」です。
昼食を上野公園の炊き出しでとったWKさん。記者に雇用破壊の現実を語り終えると、渋谷区の公園へ向かって歩き出しました。夜食を確保するために美竹公園での炊き出しに並ぶためでした。
(菅野尚夫)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.12.21.)
>14万数千円。食費など切り詰めて暮らしても貯金は無理な状態でした。
……そうかぁ……????
(足らぬ足らぬは工夫が足らぬっ!)
コメント
食費を切り詰めた、っていくら使ってたんでしょう?
その人の、月々使ってた諸費用の内訳が知りたいです。
でも不景気が深刻なのは事実です。
少しでいいから希望の光が見えたらいいなぁと
思わずにいられません。
本人は「節約」のつもりで3食コンビニ弁当と吉野屋とかで、栄養バランスは無視。で、金がないから遠出もできず、「あわよくば小遣い稼ぎ」のつもりで娯楽としてのパチンコにお金を使い、無駄金スッた腹いせに缶ビールとポテチ買って夜食にしてたりしたら……、食費と副食?費だけで月10万ぐらい軽く飛んじゃいます。
で、さらに「節約」するつもりになると、一気に「カップラーメン1日3個」とかに落ちるので……
今度は体をこわして、医療費もしくは「コンビニで買える市販薬」や、「医薬品もどきのサプリ」で、無駄な出費が増える……★(--;)★
収入面での「貧困」も問題ですが、生活技術としての家計管理や健康管理の知識が不足しているのも、とても大きな(そのわりには見えていない)問題だと思うんですよね……★
まっとうで、実生活の役に立つ、「家庭教育」とか、「学校教育(生活/家庭科目)が、不足もしくは欠落しすぎているという意味では、深刻な社会問題でもあろうと存じますぅ……☆★☆★