(091218未明入力)
 クルド党禁止
 憲法裁の決定

 トルコ首相が批判

【カイロ=松本眞志】トルコのエルドアン首相は14日、同国の憲法裁判所によるクルド人中心の民主社会党(DTP)への活動禁止決定を批判しました。
 エルドアン氏は「問題があれば個人を罰するべきで、党そのものを禁止してはならない」と述べ、憲法裁の下した決定が国内やクルド人社会で怒りを強め、政治的不安定に導くとの懸念を示しました。
 憲法裁は11日、同国がテロ組織と指定するクルド労働者党(PKK)とDTPとの関係を指摘してDTPの禁止を決定。党首を含む2人のDTP議員を国会から追放するなどの措置をとりました。南東部の諸都市ではクルド人が憲法裁の判断に抗議し警官隊と衝突。騒動がトルコ最大の都市イスタンブールにまで広がると危惧(きぐ)する声もあります。
 欧州連合(EU)は、憲法裁の決定直後に公党の禁止措置が有権者の権利を奪うものだと主張、当局の民主的な対応を求めました。
 エルドアン政権はこの間、クルド人の言語や文化を尊重し、政治的権利を拡大する政策を進めてきました。PKKに対しても投降したメンバーを即時釈放するなど融和をはかる姿勢を示しています。
 今回の憲法裁の措置が対クルド融和策を困難にするだけでなく、政治的不安を招いて経済活動に悪影響を与えるとの不安も生まれています。


 抗議デモに発砲 2人死亡

 ロイター通信によると、トルコ南東部の町ミュシュで15日、親クルド人政党、民主社会党への活動禁止決定に抗議するデモに小売商店主たちが発砲しクルド人2人が死亡、7人が負傷しました。同国のアナトリア通信は、デモ参加者に発砲した商店主の1人が拘束されたと報じています。
 トルコの憲法裁判所が11日、国会に議席を持つ唯一のクルド系政党である民主社会党の活動を禁止して以降、暴力的行動や街頭での抗議行動が続いていましたが、死者が出たのはこれが初めてです。
 14日には近隣のマルディン州のバス停留所で、警察が2人を拘束し爆発物が入ったバッグを押収しており、クルド人の多いトルコ南東部で緊張が高まっています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.17.)


>エルドアン政権はこの間、クルド人の言語や文化を尊重し、政治的権利を拡大する政策を進めてきました。PKKに対しても投降したメンバーを即時釈放するなど融和をはかる姿勢を示しています。

 ご飯の美味しいトルコの文化の、他民族共生を推進しようとする現行のこの政策を、私は全面的に支持する。

 しかし……

 憲法裁判所と現首相の意見が食い違った場合……

 この場合、譲歩するべきは、どちらなんだろう……

 国民投票とかで、信を問わないとだめなんじゃないかなぁ………………


 (--;)” 心配★



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