(今日の・1)
浜岡原発廃液漏れ
排出口にさび
配管を逆流か
浜岡原子力発電所3号機(静岡県御前崎市)で高濃度の放射性廃液約53リットルが床面に漏れた事故で、中部電力は15日、廃液を通す配管や一時保管するタンクの底に鉄さびなどの不熔解物が堆積(たいせき)していたと発表しました。堆積によって排出口がふさがり、廃液が配管を逆流した可能性があるといいます。
中部電によると、廃液は3号機の原子炉補助建屋内の計4カ所で漏えい、放出した放射能量は約12億ベクレルでした。事故後に配管(直径5~8センチ)やタンクに小型カメラを入れて調査したところ、廃液に含まれる鉄さびやほこりなどの不溶解物が堆積しているのが見つかりました。
事故は1日に起き、原発内で出た放射性廃液を濃縮して貯蔵するタンクを点検するため、廃液用の配管を通じて一時保管用のタンクに移す作業をしていました。
作業員計34人が被ばくしました。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.12.16.)
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