(今日の・2)
 玄海原発が営業運転
 国内初のプルサーマル発電

 九州電力は2日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを利用する国内初のプルサーマル発電を進める玄海原発3号機(佐賀県玄海町、加圧水型、118万キロワット)が、同日午後3時5分に営業運転に入ったと発表しました。経済産業省原子力安全・保安院の担当者が同日、定期検査の修了証を交付し、九電は営業運転に入りました。
 同機は10月に、燃料集合体193体のうち、16体をプルサーマル用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料に取り替え、11月5日に原子炉を起動。同月9日に発電を再開し、調整運転を続けていました。


 住民ら抗議 中止求める
 佐賀県と九電に

 佐賀県原発問題対策協議会と玄海原発対策住民会議は2日、佐賀県と、九電佐賀営業所にたいし、玄海原発でのプルサーマル営業運転への抗議と中止を求める要請をおこないました。
 佐賀県への要請には、日本共産党の武藤明美県議と2団体の構成団体である新日本婦人の会が参加。応対した県くらし環境本部の(略)部長らに要求書を読み上げました。
 武藤県議は、プルサーマルの営業運転開始について、「使用済みMOX(ウラン、プルトニウム混合酸化物)燃料の処分方法も全くめどが立たないのに見切り発車の運転強行は断じて認められない」と厳しく批判しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.03.)

コメント

最新のコメント

日記内を検索