(今日の・1)
 浜岡原発 34人被ばく
 3号機 放射性廃液53リットル漏れ

 静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原発3号機(沸騰水型、出力110万キロワット)で放射性廃液が漏れる事故があり、2日までに作業員34人が被曝したことがわかりました。
 中部電力によると、1日午後4時16分ごろ、3号機の補助建屋地下2階で、床に放射性廃液が漏れたことを示す警報が点灯しました。地下2階には、3号機の洗浄などに使った放射性物質を含む廃液を濃縮するタンクがあります。
 警報が点灯したときは、このタンクを点検するため、濃縮廃液を配管で別の容器に移す作業をしていたといいます。作業員らが地下2階を調べたところ、4カ所で合計約53リットルの廃液が漏れていました。4カ所とも、廃液を移すための配管とつながっているところでした。
 廃液に含まれていた放射能の総量は約12億ベクレルで、国への報告基準である370万ベクレルの約320倍でした。中部電力によると、廃液が漏れたとき現場にいた作業員23人と、その後汚染防除に当たった11人の計34人が被ばくしました。
 最も多く被ばくした人の放射線量は0.05ミリシーベルトで、原発の作業などに従事する人の年間限度50ミリシーベルトを下回る値だったとしています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.03.)

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