(今日の情報・4)
 ゆうPRESS/月曜Letter
 無給でも「やらなきゃ」と
 NPO法人「ほっとポット」代表理事
 藤田孝典さん ③

 ホームレスから自立することは、本人も支援する側も、実際やると大変です。アルコール依存、統合失調症、心の病を抱えている人がいます。本人も自覚していない場合もあります。見た目、働けそうだとしても、事情は十人十色なんです。
 住みなれた地域から隔離された施設に収容すればいいとは思っていません。できる限り、一人ひとりと向き合い、地域で暮らせるようにしたい。
 生活保護費を受給して、住居で生活を始めても、野宿していた分、天井を見ると圧迫感があるとか、近所付き合いが苦手とか、さびしいから野宿の仲間の所へ戻りたくなると、相談を受けます。
 住みやすい場所だと思ってもらい、貧困と孤独から抜け出してほしいから、月1回、食事会をしたり、連絡を取ったり、介護が必要になったらヘルパーさんに来てもらったりしています。
 こういう活動をしたいという人がいれば、社会福祉のどこをどう変えればいいのか、考えてほしい。僕たちの仕事は無給の時期もありました。それでもやらなければいけないという思いで取り組んできました。
(おわり)

(記事・小川 浩)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.11.30.)



 社会的な原因による「経済的困窮」(一時的で社会的なもの)と、

「孤独」とセットになった「貧困」(長期的で個別的なもの)には、

 それぞれ違った対応が、必要だよね……☆





 

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