(本日の要チェック情報・1)
 出発点は不条理への怒り
 NPO法人「ほっとポット」代表理事
 藤田孝典さん ②
 (ゆうPRESS 月曜Letter)

 8年前の19歳のころ、ホームレスの男性とぶつかったんです。外環自動車道の高架下でした。ぼくは謝って、話をすると、男性は父と同じ年で、銀行の支店長をしていた人でした。うつ病、アルコール依存になったそうです。サラ金からお金を借りて生活困窮になったことも聞きました。そのときに、誰しも、同じ境遇になるかもしれないと思いました。
 当時は、雇用保険、労災、社会福祉資金…、社会福祉制度がいくつもあるのに、不十分かもしれないと考えていましたから。
 それから新宿でやっているホームレスの人たちを襲撃から守り、孤独死させないための「夜回り活動」に参加するようになりました。多くの人が段ボールで囲いを作って寝ていました。
 テレビで見た内戦状態のようでした。目の前の不条理に怒りがわいてきました。それが活動の出発点です。
 貧困とは無縁の家庭で育って、同時に社会福祉にかかわっている一人として、罪悪感みたいなものがあります。貧困と孤独に苦しむ多くの人を支援したいんです。(つづく)



 路上生活者にビラ
 広島

 広島東区生活と健康を守る会は14日、JR広島駅前の地下通路などで路上生活者に「あなたも生活保護が利用できます」のビラを配りました。この日は、夜廻(まわ)りの会・廿日市が月に2回、手作り弁当を配る日で、列に並んだ人にもビラを配布しました。



(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.11.23.)

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