搬送時間が命を左右
2009年11月21日 くたばれ!カイザー(ん)!(今日の要チェック情報☆3)
廃止後の中身見えない
都立小児病院 民主の存続見送り
東京保険医協会会長 塩安佳樹医師に聞く
都議会民主党が都立3小児病院(清瀬小児病院、八王子小児病院、梅ヶ丘病院)の存続条例を提出しない方針を決めたことについて、都内5千人以上の開業医が加盟する東京保険医協会長の塩安佳樹医師に聞きました。
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東京都は3小児病院を廃止し、府中市に新設する小児総合医療センターに統合するといいますが、多摩地域は23区よりはるかに面積が広く、大病院を一つつくればよいという考えは間違いです。
小児は特に搬送時間が命を左右し、入院を必要とする重症患者の2次救急に対応する機関は地域ごとに必要です。
民主党が条例提出を見送ったことで心配しているのは、都から回答があったという廃止後の地域医療について具体的な中身が見えないことです。今まで3小児病院が担ってきた医療を本当にカバーできるのでしょうか。ベッド数が少なくなれば地域にとっては死活問題です。
民間病院に小児科を整備するといいますが、採算が合わずやめることになればどうなるでしょうか。何より約束事を都がきちんとやる保証があるのでしょうか。
命と健康は最低限守られなければなりません。セーフティーネットをきちんと作るべきだし命を粗末にするような行政を都はやめるべきだと強く思います。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.11.21.)
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