(本日の気になったニュース☆5)
 日本政府は医療保障を
 チチハル、毒ガスで負傷
 原告が本人尋問

 中国黒竜江省チチハル市で2003年8月、旧日本軍が終戦前後に遺棄した化学兵器から漏れた毒ガス液で中国人1人が死亡、43人が負傷した事故で、被害者と遺族計48人が日本政府に損害賠償を求めている訴訟の口頭弁論が16日、東京地裁(山田俊雄裁判長)でありました。原告3人は本人尋問で身体機能の低下を訴え、医療保障を強く求めました。
 李双義さん(40)は1.5あった視力が事故後、左0.3、右0.8に低下。半月板損傷や骨粗しょう症なども発症し、失明や半身不随になる恐れがあると診断されました。
 事故当時の年収は4万元。事故後は働けず、妻の月1600元前後の収入しかありません。治療費は月3000元かかり、借金して治療しています。李さんは「(事故は)一生を台無しにし、すべての希望を奪った」とのべ、日本政府に対し今なお残る毒ガス兵器の早期処理と医療保障を「強く求める」と訴えました。
(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.11.17.)

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