(091027入力)
 東京
 一方的な廃業強行に抗議
 タクシー労働者ら“解雇無効”


「会社は私たちから仕事を取り上げるな」。会社の廃業と従業員の解雇を通告した公和自動車交通(東京都新宿区)のタクシー労働者たちが16日、会社の一方的な廃業強行に抗議し、本社前で怒りの声をあげました。
 同社は6月末、他社へのタクシー部門の事業譲渡を10月に行う契約をすませ、従業員120人を解雇することを労働組合執行部に一方的に通告しました。その後の団体交渉で理由説明や資料の提示を求めても「経営不振」の一点張りで具体的な経営数値を明らかにしないまま15日で営業を終了させ、翌朝、事業譲渡のための車両移動を始めました。
「納得いく説明もなく正式な解雇通知もない。この解雇は無効だ」として解雇撤回と賃金保証などを求めて裁判を起こした組合員ら42人が16日朝から泊まり込みの抗議活動を開始。午前10時に本社前でマイクを握り「願いはただ一つ。この職場に戻りたい」(HK労組委員長代理)、「従業員全員の生活がかかっている。断固たたかう」(KH同書記長)と訴えました。
 16年タクシー運転手をしている男性(73)は「病人を2人抱えて年金だけで暮らせない。健康なうちはと頑張ってきた。会社のひどいやり方には負けられない」と話しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.10.17.)

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