(091015未明入力)
想定超す揺れ
原子炉建屋地下2階も
浜岡原発5号機 地震動を解析
中部電力は21日、11日の駿河湾地震で、設計時の想定を超す揺れを観測した浜岡原発5号機の地震動を解析した結果を発表しました。それによると、原子炉建屋1階のほか、同建屋最下階の地下2階でも、揺れの周期が0.35~0.45秒の範囲で設計時の想定を超す揺れになっていたことが明らかになりました。
駿河湾地震で、5号機の原子炉建屋1階で観測された最大加速度は488ガル(ガルは揺れの強さを示す加速度の単位)で、同じ場所で想定されていた「設計用最強地震」484ガルを上回りました。また、同建屋地下2階で観測された最大加速度は、設計で想定された445ガルの99%に達していました。(14日付既報)
観測された地震波から、周期ごとの揺れの強さを解析した結果、原子炉建屋1階と地下2階で、一部の周期で設計時の想定を上回っていたことが今回明らかになりました。
駿河湾地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.5。浜岡原発は、地震のエネルギーが数百倍に相当するM8級と予測される東海地震の想定震源域の真上に位置しています。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.08.23.)
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