本日の5大ニュース。5
 不適切MOX燃料の疑い
 玄海・伊方原発で使用予定

 九州電力玄海原発と四国電力伊方原発で使用を予定しているプルサーマル用のMOX燃料(プルトニウムとウランの混合酸化物)燃料に関西電力が不合格としたレベルのものが含まれている疑いが出てきました。
 発端になったのは、関西電力がフランスのメーカー(メロックス社)に製造を委託したMOX燃料に同社の基準を満たさないものが見つかり、使用しないとしたことです。玄海、伊方両原発に搬入されたMOX燃料も、同じメーカーが製造しました。
 日本共産党の小池晃参院議員は8日、経済産業省原子力安全・保安院の担当者に、関西電力が自主基準を満たさず不合格としたのと同レベルのMOX燃料が、玄海、伊方両原発で使用予定の燃料にも含まれている可能性をただしたところ、担当者は否定しませんでした。
 保安院によると、各電力会社はMOX燃料製造にあたって、自主基準を作成しています。しかし、この基準はメーカーとの契約を理由に公表されておらず、国も基準値など詳細は承知していないといいます。また、保安院は、関西電力から不合格項目は聞いているが、基準値や測定値は聞いておらず、符号各項目は明らかにできないとしています。
 小池議員は、「玄海原発などが、重大な疑惑をかかえながらプルサーマルを強行しようとしており、原発周辺の住民が不安になるのは当然であり、中止すべきだ」と指摘しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.10.09.)

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