(090916入力)
 あまり無断転載すると怒られる「ふぇみん」から~☆
 循環する社会のためにできること

(略)「循環型社会を目指そう」と言われ始めて久しい。00年の「循環型社会形成推進基本法」以来、個別リサイクル法も順次整備され、今では全国の9割以上の市町村でペットボトルの分別回収が実施されるなど、リサイクルについては一定の成果を上げている。ただし、(略)
 もう一つ、根本的な「リデュース」が求められるものに、「食品ロス」の問題がある。「リサイクル」の利かない食品は大量廃棄が続き、いまやその量は年間約1900万トン。本来食べられるのに廃棄されている食品は500万~900万トンにも上ると試算され、コンビニをはじめ、業界もようやくルールを見直し始めているが、まだまだ試行錯誤の段階だ。
 こうした無駄を少しでもなくそうと、余った食品を必要とする人に届ける活動がある。「セカンド・ハーベスト・ジャパン」(http://www.2hj.org/)もその一つ。直訳すると「再収穫」という名のこのNGOでは、食品メーカーやスーパーなどから、廃棄されそうになった食品を集め、ホームレスへの炊き出しや、養護施設、生活に困っている家庭に配達している。通常の市場という「一度目の収穫」からこぼれてしまった食品を、いわば「再収穫」して活用しているわけだ。00年に日本で活動を開始して以来、今では40社以上から定期的に提供を受け関東を中心とした全国160以上の福祉施設に食品を提供しているという。
(略)
 地球から取り出す資源と、ごみとして捨てる廃棄物の量に、大きな偏りがあることが、ほとんどの環境問題の根本的な原因だ。
 私たちは毎日どんな「ごみ」を捨てているのか、あまりに日常的な行為だからこそ、今また見つめ直してはどうだろう?

(エコのたねをみつけに 最終回 小島和子(略)
 WOMEN’S DEMOCRATIC JOURNAL ふぇみん
 2009.07.05.)

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