(090913入力)
 中央アジアのウラン残存物
 対策訴え宣言
 国連開発計画フォーラム

 ジュネーブで開催されていた国連開発計画(UNDP)主催のハイレベルフォーラムが6月27日、旧ソ連崩壊後に中央アジアに残された放射性廃棄物への対策の必要を訴える共同宣言を採択して閉幕しました。
 フォーラムには、同地域や国際組織などから100人以上の代表が参加。冷戦時代にキルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンで行われたウラン採掘で残されたウラン残存物に関する問題を協議しました。残存物には放射性有毒廃棄物8億トン以上が含まれています。
 4カ国は資金や技術不足などで、これまで問題を適切に処理できませんでした。
 UNDPのクラーク総裁はフォーラムでの演説で、「ウラン廃鉱のほとんどが中央アジアの最大の河川流域の人口が密集し、自然災害の影響も受けやすい地域に集中しており、この地域の水の供給と数百万の住民の健康に大きな影響を及ぼしている」と述べました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.07.02.)

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