サキ・ラン=アークタス = 蘭 咲呼(らん・さくこ)

(または 蘭家の開花巫女(さくみこ)、先視姫(さきみひめ)とも。)

 地球星暦(再統一/宇宙歴)0年、4月3日未明誕生。
 難産で母子ともに危ういとされた時、リスタルラーナ星間連盟からの開国交渉使者、ケティア・サ=アルク大使の提案により、リスタルラーナの《転移技術》を以て母胎より救出される。
 この「奇跡(無血)の生誕」速報により、地球圏の反リスタルラーナ感情と暴動は一気に沈静。「両界友好の象徴」として世界中から愛される特別な嬰児となる。

《草》一族の「最後の宗主」とされる〈蘭家の冴夢〉と、「降嫁先」である地球再統一政府側民族統合交渉役のヨセフィア・アークタスとの間の第2子。姉サユリは母の言により「蘭家の才は継がず」とされたため、妹サキ・ランに《草》一族の次期盟主たる期待が高まる。
 が、本人は民族分離運動再燃の源となることを好まず、また姉サユリとの深い確執もあり、幼少より天賦の才を示した《斎姫連》の舞巫女となる道を断念。10歳にて、第一期交換留学生としてリスタルラーナに渡る。以後、活動の拠点を地球圏に戻すことはなかった。

 リスタルラーナに於いては、はじめ《最高学府》に地球政府幹部候補生として籍を置くが、一年を経ず《最高科学者》マリア,ソレル(ソレル・マリア=ラーナ)博士の個人的秘書兼内弟子として引き取られる。

 第一期《エスパッション》創立メンバー。後続のメンバーを集め、《エスパッション》校の政治的設立と社会的公認、教育システムの整備に傾注する一方、片手間(※本人言)に数々の科学技術的発明・改良や、政治的交渉役、刑事的犯人逮捕等を果たし、各分野の難件を解決してまわった。

 43歳にして深宇宙探査船の修理中の事故で死亡。
 と、公式には発表されている。
 

主な登場(予定)作品:
「地球再統一史」ならびに
「エスパッション・シリーズ」全編。

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