(090911未明入力)
 三菱ふそうを提訴
 違法派遣 2人が正社員化求める

 三菱ふそうトラック・バスが正社員の代替で派遣労働をさせたのは違法だとして、中途解雇された派遣労働者2人が29日、同社などを相手取り、正社員化を求める訴訟を東京地裁に起こしました。原告は首都圏青年ユニオンの組合員。
 派遣は随時・一時的な場合に限られ、正社員がおこなうべき常用的業務を派遣に置き換える代替は労働者派遣法違反。弁護団は、派遣を偽装し、恒常的な業務で常用代替する違法性を正面から問うとしています。
 2人は、昨年12月末に川崎工場(川崎市)で解雇されたSSさん(36)とHTさん(39)。いずれも派遣社員としてトラック組み立て作業の各班で正社員と混在して作業を分担し、3年の派遣期間制限にも違反していました。
 訴状によると、労働実態から、黙示の労働契約が成立していると主張しています。
 また、鈴木さんの場合、3年8カ月の間、同一業務に二重派遣や偽装請負などで就労。林さんは最短2日の雇用契約もありました。
 同社は、雇用関係にないとして団体交渉を拒否。2人は1月に違法派遣を神奈川労働局に申告し、調査が続けられています。
 都内で記者会見したSさんは、「利益を上げるために、私たちにリスクを負わせる会社に納得がいかず、声を上げた。仕事を続けるため、精いっぱいたたかう」とのべました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.06.30.)

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