(090817朝入力)
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 チェチェン紛争

 チェチェンはロシア連邦に属する北カフカス地方の共和国です。旧ソ連が崩壊した一九九一年以降、独立を主張する勢力とロシアとの間で武装対立が続いてきました。
 面積は日本の岩手県とほぼ同じ。人口百十万人(二〇〇二年)の93.5%がチェチェン人で、大半がイスラム教徒。
 十八世紀末からの帝政ロシアによる併合に激しく抵抗したり、旧ソ連のスターリン時代には「対独協力」を理由に民族ごとシベリアに強制移住させられた歴史があります。
 旧ソ連崩壊と前後してチェチェンは独立を宣言し、住民投票でも97%が独立を支持。しかしロシアは独立を認めず、九四年の分離独立派と反対派の内戦に軍事介入しました。
 九六年に休戦が成立しますが、独立派武装勢力の一部が隣国ダゲスタン共和国に侵入した九九年以後、モスクワでの爆弾テロなど独立派が関与したとされる事件が多発しました。同年、ロシア軍がチェチェンに再侵攻し「対テロ作戦」を開始しました。
 ロシア政府は十六日、チェチェンを「対テロ作戦地域」から除外すると発表。しかし、この間の戦争で二十万人が死亡したとされる紛争の先行きは、なお不透明だといわれています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.04.20.



 ほかの地域での民族(独立)紛争には、これだけ細やかな観察と関心を寄せる赤旗が。

 なにゆえ、「チベット」にだけ、冷淡酷薄なのか……?????


 つくづく、「謎」である★

(--;)

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