(090729入力)
 遭難フリーター 28日公開

 埼玉のキャノンの工場で派遣社員として働く23歳の岩淵弘樹が、自らの生活を記録、監督したドキュメンタリー。派遣元は、大手の日研総業です。キャノンの工場で、派遣労働者はゴミ箱さえ自由に使えません。仕事はプリンタのインクにふたを取り付けるだけ。工場の同僚たちは、一様に現状への不満、将来への不安を口にします。マスコミの取材を受けたり、不安定雇用についてのトークイベントや、デモ行進に参加してみたり、所持金がわずかとなり、泊まる場所もなくし、夜通し歩き続けたり。
 疲れ果てながら、なんとか出口を見いだそうとする青年のリアルな日常を映し出します。

 東京・ユーロスペース、順次各地で。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.03.26.)

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