(090716朝入力)
 ウルル登はん禁止論争
 豪 先住民の聖地か観光名所か

【キャンベラ=ロイター】オーストラリアの中央、北部特別地域ウルル・カタ・ジュダ国立公園内にある世界遺産で世界で2番目に大きい一枚岩ウルル(高さ348メートル、旧称エアーズロック)の登はん禁止の政府提案をめぐって、これに反対する国会議員との間で論争が起きています。
 ウルルは、先住民アボリジニの聖地とされており、毎年35万人の人々が訪れ、その半数が海外からの観光客です。国立公園側は1年半後までに登はん禁止を実行に移す予定ですが、それには2ヶ月間の公聴期間を経て、ガレット環境相の承認が必要です。
 これに対し野党保守党の環境問題担当者ハント議員は8日、「ラッド首相は計画に拒否権を行使すべきだ」と主張、「オーストラリア全土と世界中からの訪問者が素晴らしい体験ができなくなる」と強調しました。
 これに対し、地元の町ムティジュルの長老バンス・フォレスター氏は国営ラジオの番組で、「バチカンや仏教寺院のてっぺんに登ることはできない」と強調。「公園は1985年に先住民の所有になっており、伝統的所有者は岩に登ることを望んでいない」と語りました。
 同氏はさらに、「われわれのこの土地への宗教的な愛着を尊重するなら、岩には登らないでほしい」と述べました。
 一方、北部特別地域のバーンズ観光相は、登はん禁止には賛成できないとして、「オーストラリア観光産業が世界的な金融危機で脅威を受けている時であり、中央政府は、岩の閉鎖については考慮してほしい」と述べました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.07.14.)



>訪問者が素晴らしい体験ができなくなる

 レイプ犯の論理。



>オーストラリア観光産業

 女衒(女性に売春を強要する業者)の屁理屈。




 そして、お願いです。

 カンチェンジュンガにも、

 登らないでください……。





コメント

最新のコメント

日記内を検索