中国 ウルムチ 騒乱続く
 党政治局常務委 対応策を検討

【北京=山田俊英】中国政府は新彊(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチに大勢の治安部隊を動員する一方、国営中央テレビ(CCTV)で「秩序は回復した」と強調しています。しかし、取材記者が暴徒に襲われるなど騒乱は治まっていません。
 CCTVは9日、ヘリコプターで上空から「市内は平穏」と中継しましたが、映像で見る道路には車がまばら。平常とはいいがたい状況です。
 8日には中国共産党機関誌、人民日報記者の乗った自動車2台が市内で棒や刃物を持った約100人の暴徒に襲われ、通報で警察が駆け付けるまでの間、窓を割られ、1人がガラスの破片で負傷しました。
 9日の国営中央テレビによると、中国共産党の政治局常務委員会は8日夜、ウルムチで起きた騒乱への対応策を協議しました。その結果、今回の暴動を「三派勢力」(宗教過激派、民族分裂主義者、国際テロ組織)が組織した「深い政治的背景」を持った事件と断定しました。
 その上で「社会の安定が最も重要で、緊急な任務」との認識を示し、事件を画策した者を厳しく罰する一方、「扇動され、だまされた一般群衆」に対して教育的措置で臨むとの方針を示しました。
 各党組織、党員に対し、大衆の中に入って党の方針を実行するよう求めました。
 また、会議は漢族と少数民族の団結を呼びかけ、「デマを信じたり、扇動に乗って違法な活動に参加してはならない」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2009.07.10.)


 チベットでの事件を「暴動」と呼んで憚らなかった変更主義者じゃまだ俊英氏が、どーしたんだか今回は、一連の暴力を「騒乱」と評している……。(??)

 いや、報道姿勢が十分に公平なのは、もちろん良いことなんだが☆


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