(090622未明入力)
MOX燃料、静岡到着
プルサーマル発電に住民反対
浜岡原発に搬入
フランスで加工されたプルサーマル発電用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が十八日午前六時半ごろ、静岡県御前崎市の港に到着しました。MOX燃料は、陸揚げ後、中部電力浜岡原発(同市)へ搬入されました。
MOX燃料は、中部電力と四国電力、九州電力の三社がフランスから二カ月あまりかけて共同輸送しました。輸送船は、吸収電力玄海原発(佐賀県玄海町)と四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)にも向かいます。
九州電力は今年秋にも国内初のプルサーマル発電を始める見通しで、四国電力は来年二月に、中部電力は来年度中の実施を予定しています。
プルトニウムはきわめて毒性が強い物質で、もともと現在の原発で想定されていなかったプルサーマル発電は、原発の危険をさらに増大させるとして、国民の間に強い反対があります。
(「しんぶん赤旗」2009.05.19.)
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