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 解決金90日分支払い
 日産ディ派遣会社 元社員に謝罪

 日産ディーゼル工業(埼玉県上尾市)の非正規労働者組合が派遣元の日研総業(東京都大田区)と協議し、同社が元派遣社員の男性(25)について、期間満了前の解雇と退寮を求めた措置を謝罪し、解約後の残り期間の賃金と九十日分の賃金を解決金として支払うことで合意したことが二十二日、分りました。
 同組合は今後、組合員が所属するほかの派遣会社二社とも交渉を続けます。
 同組合によると、日研は元社員が六ヵ月以上労働する前提で就労した点を考慮。中途解雇を撤回し、契約期間内だった先月分賃金の全額を保証した上で、平均賃金の九十日分相当を解決金として支払うこととしました。従業員寮への居住も認め、寮費などは当面徴収しないといいます。
 元社員は昨年十一月、契約満期を繰り上げた先月十八日付での解雇と三日以内の退寮を通告されましたが、同社は同月の団体交渉でいずれも撤回していました。

(『しんぶん赤旗』2009.01.23.)

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