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 雇い止め労働者
 宿泊所から400人追い出す
 越冬実行委が開設延長訴え (名古屋)

 非正規労働者の雇い止めなどで住居を失い、年末年始を名古屋市の無料宿泊所で過ごした約四百人の労働者が七日、同宿泊所を退所させられました。先月二十九日に開設され、この日が期限でした。労働者らは移送バスで名古屋駅前まで送られ、そのまま解散となりました。
 笹島日雇労働組合、笹島診療所、キリスト教関係者、ボランティア団体などによる名古屋越冬実行委員会は同日、「泊まる場所のない人々を新年早々に、宿泊所からの片道キップで駅前におろし、それで名古屋市は一体どうしろと言うのでしょうか」と訴えました。
 解散する労働者らに対し、「雇用対策や宿泊施設の開設延長など最低限の生活の保障を市や県にさせるため、みなさんとともにたたかっていきます」と連帯してたたかう決意を伝え、市に対する新たな宿泊施設の確保の要求と同会による炊き出しボランティアの日時などを案内したビラを配り、区役所の生活保護相談窓口を紹介しました。
「年末年始を越せたのはありがたいが、今日からはもう泊まるあてがなく、このままでは路頭に迷うだけだ。寮の延長など、なんとか対処してもらえないものか」というのは、建設現場で日雇い労働をしていた男性(47)。昨年に仕事がなくなり、市の臨時相談所を訪れ同宿泊所に短期宿泊していました。
「行く先もないので図書館で暖をとるつもりだったけど、すすめられた通り区役所で生活保護の相談をしてみる」と語りました。

(『しんぶん赤旗』2009.01.08.)

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