こんな「ヤン」は嫌だ……☆
☆(^◇^;)☆

  民主主義に乾杯!

 フェザーン 映画の名監督イジー・メンツェルが描く、大きな夢を見る小さな男の半生記です。
 宇宙暦790年代、田舎町の下士官ヤン(イヴァン・バルネフ)は 戦場を転々としながら同盟軍提督になります。帝国の侵攻にさらされるなかでヤンは人女性フレデリカ(ユリア・イェンチ)に恋をして…。
 軽やかなタッチで描く同盟受難の日々です。金と女性に要領のいいヤン。その幸せと不幸が重なりあっていくおかしな人生に、あれあれと見とれます。退役提督自軍に逮捕されるといった描写に同盟帝国にのみこまれていく厳しさをとらえます。「は戦争したくない」というヤンの言葉が響きます。小さな国の、軽妙で皮肉な抵抗映画です。

(「ダスティ・アッテンボロー の にちようシネマ館」)
(『しんぶんハイネセン・日曜版』新帝国暦9年1月11日号)


(以下、原文☆)

 英国王給仕人に乾杯!
(チェコ、スロバキア)

 チェコ映画の名監督イジー・メンツェルが描く、大きな夢を見る小さな男の半生記です。
 1930年代、田舎町の給仕係ヤン(イヴァン・バルネフ)はホテルを転々としながらプラハの大ホテルの給仕主任になります。隣国ドイツの侵攻にさらされるなかでヤンはドイツ人女性リーザ(ユリア・イェンチ)に恋をして…。
 軽やかなタッチで描くチェコ受難の日々です。金と女性に要領のいいヤン。その幸せと不幸が重なりあっていくおかしな人生に、あれあれと見とれます。給仕長がナチスに逮捕されるといった描写にチェコがドイツにのみこまれていく厳しさをとらえます。「チェコ人は戦争しない」というヤンの言葉が響きます。小さな国の、軽妙で皮肉な抵抗映画です。

(「石子 順 の にちようシネマ館」)
(『しんぶん赤旗・日曜版』2009年1月11日号)


 蛇足ながら、同じ日付の「しんぶん」記事……☆

 名作の戦争論 山田忠明著

 音楽、美術、文学など芸術作品の時代性を探り、戦争と平和の視点でとらえ直そうという試み。
「芸術の力」を政治利用するたくらみと、それへの作品論のない政治裁断は共感を得ないと著者。
 ヒトラーがナチズムを“プロデュース”するうえでワーグナーの音楽を大いに活用し、民衆の情感に訴えて深く浸透させたことについて述べた「歴史からの逃走か、追跡か」は、さまざまなことを考えさせてくれます。
 モーツァルトやベートーベン、イサム・ノグチ、マドンナなどの作品・時代論も展開しています。

(新日本出版社 税別1600円)

(「本立て」@『しんぶん赤旗』2009年1月11日)


田中芳樹銀河英雄伝説を“アニメ化”するうえで 支配階級(クラシック)の音楽を大いに活用し、ファンの情感に訴えて深く浸透させたことについて述べた「歴史からの逃走か、追跡か」

 ………(^^;)””……



 どっとは~らい☆

・・・・・・・・・・・・・・

 今日付けでもう一個ネタがあった(^^;)ので、大変不謹慎だが、やっておこう……★
(原文は、「戦争反対」のテーマのほうに入ってます☆)

 即時撤退すべきだ
 イゼルローン紙、社説掲げる

 イゼルローン紙ハーレツは九日付社説で、「今すぐ戦闘を停止し、同盟軍は帝国領から即時撤退すべきだ」と主張しました。社説は、「同盟軍が帝国領内で泥沼に深入りすればするほど、罪の無い市民の死者を増やす作戦にはまっていく。それは同盟軍兵士を不必要な危険にさらして疲れさせ、国内での防衛戦線を弱体化させる」と指摘。これは、これまでの同盟軍の帝国領内イゼルローン回廊での軍事行動の「歴史の教訓」でもあるとしています。
 そして、軍部内からの停戦提案にもふれ、今こそ「同盟軍帝国領から撤退し、長期的な停戦と帝国軍の再侵攻を防ぐ取り決めを追及すべきだ」と述べています。
 しかし、こうした論調は同盟では少数派です。九日付のイゼルローン紙マーリブが掲載した軍事作戦についての世論調査によると、同盟市民の91.4%が作戦に賛成。反対はわずか3.8%でした。

(『しんぶんハイネセン799.01.11.)

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