… 愛 を 悼 む … (帰国)
2008年8月30日 ★【 戦争 反対 】★ + ★【 圧政・強制 反対 】★
アフガン拉致
伊藤さん現地で葬儀
アフガニスタンで「ペシャワール会」スタッフの伊藤和也さん(31)が襲撃を受け、死亡した事件で、福元満治事務局長が二十八日、福岡市の事務所で記者会見し、現地で営まれた葬儀の様子を明らかにしました。参列者は地元の有力者ら約六百人で、伊藤さんへの感謝や事件への怒りの声が聞かれたといいます。
伊藤さんの葬儀は同日午前八時半(現地時間)から、アフガン東部のジャララバードにある同会事務所で営まれ、この日に現地入りした中村哲代表も参列しました。
中村代表が電話で伝えた話によると、葬儀には同会の日本人スタッフ、伊藤さんが活動していた地区の長老や高官、警察など有力者らが顔をそろえました。
一方、福元事務局長は今後の活動について説明。現地の医療、農業担当の日本人スタッフ三人を一両日中に帰国させるほか、用水路担当者五人も作業を現地スタッフに引き継ぎ、二〜三週間程度で帰国させます。
伊藤さんの遺体
帰国の途に就く
【ペシャワル(パキスタン)=時事】アフガニスタンで拉致、殺害された非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(福岡市)スタッフの伊藤和也さん(31)の遺体は二十九日午後(日本時間同)首都カブールの空港を出発、アラブ首長国連邦のドバイ経由で空路、帰国の途に尽き増した。
給油継続を批判
ペシャワール会
町村信孝官房長官がアフガニスタンで伊藤和也さんが拉致され死亡した事件に関連し、インド洋での自衛隊の給油活動を継続する方針を示したことについて、伊藤さんが所属する「ペシャワール会」(福岡市)の福本満治事務局長は二十八日、「方向が違うんじゃないか。だから武力がやっぱり必要だというのは浅過ぎる」と批判しました。
福元事務局長は「アフガニスタンの秩序は、武力が介入することで壊れたのだから、違う形での関与の仕方を『平和国家日本』として考えるべきだと思う」と述べました。また、「アメリカとの関係も大事だと思うが、現地で日本に対する親近感が減って、アメリカの同盟国としての比重が重くなっていると思う」と指摘しました。
(『しんぶん赤旗』2008.08.30.)
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