アイヌ政策で懇談会
 
 アイヌ民族の権利回復や地位向上について審議する政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(略)の初会合が十一日、首相官邸で開かれました。会合では、来年夏ごろのアイヌ政策に関する提言取りまとめに向け、北海道の現地視察を通じてアイヌの生活実態を把握することや、他国の少数民族政策を調査することを決めました。
 昨年九月に日本も賛成し採択された「先住民族の権利に関する国連宣言」は、先住民族が過去に占有した土地などの財産権を認めるよう求めています。この点について、佐藤氏は会合後の記者会見で「宣言をそのまま実現すると憲法解釈上、詰めなければならない問題が出てくる。それよりもアイヌ民族が何を望んでいるのかを具体的に把握し、成果を出して生きたい」と述べました。
 
 
 
 新彊爆弾事件
 死者は11人に

 
【北京=山田俊英】中国新疆ウイグル自治区クチャ県で十日発生した爆弾事件による死者は、自治区公安庁によると、警備員一人、容疑者十人になりました。同庁が十一日、自治区政府のホームページで明らかにしました。
 容疑者のうち八人が警察官に射殺され、二人が自爆、二人が警察に身柄を拘束されました。襲われたのは県中心部のスーパーマーケット、ホテル、政府機関。警察官二人、警備員一人、市民二人が負傷し、多くの建物が損傷しました。
 警察が市民十三人を救出し、爆発しなかった手製爆弾数十発を押収しました。逃亡した容疑者三人の行方を追っているといいます。
 
(『しんぶん赤旗』2008.08.12.)

 
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