公式協議きょう再開
ダライ・ラマ特使が北京入り
【ニューデリー=時事】
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の特使が三十日、中国政府代表との公式協議を再開するため、北京に到着しました。協議は七月一、二日の両日行われます。公式協議が開かれるのは昨年夏以来、ほぼ一年ぶり。
協議は二〇〇二年九月以降六回行われましたが、ダライ・ラマ側の主張する「高度の自治」に関し、中国側が「祖国分裂」につながりかねないと警戒。進展のないまま、〇七年夏を最後に途絶えました。
ダライ・ラマ側は三十日、「今回の協議が長い間くすぶり続ける(チベット)問題の対話解決に資することを望んでいる」と声明を出しました。協議は六月十一日に設定されましたが、五月十二日に発生した四川大地震の影響で延期されました。
(『しんぶん赤旗』2008.07.01.)
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