「ショック汲々」★(T_T)★ そのに。
2008年5月21日 労働/対価 +( 因果 応報 )(続き☆)
増えた残業
店長になって残業がなくなったのでしょうか。とんでもありません。
7月16日から8月15日までの1カ月間は、異常な働き方でした。タイムカードの記録によると、公休はわずか1日、労働時間は343.5時間。8月7日から10日までの4日間は連続的に80時間、1日平均20時間働いたことが記されています。
店長としての過酷な勤務
07年8月5日(日) 7:56〜18:43
07年8月6日(月) 7:52〜20:12
07年8月7日(火) 7:45〜〜〜〜〜
07年8月8日(水) 〜7:24/8:55〜
07年8月9日(木) 〜8:05/8:15〜
07年8月10日(金) 〜1:14/16:47〜
07年8月11日(土) 〜〜〜〜〜15:14
店舗にいる正社員は店長の清水さんだけ。アルバイトの店長に指示を出しながら、商品の発注、金銭管理、クレーム対応など数多くの裏方業務をこなし、レジ打ちに入ります。「人手が常に足りないから、24時間営業の店を回すには、自分が働く以外にどうしようもなかった」といいます。
高校卒業後、フリーターを8年続け、やっと就いた正社員の仕事。「これで将来の希望が持てる」と必死で働きました。
本部の指示
入社してからは14カ月の間に6回の配置転換があり、次々と働く店が変わりました。仕事のやり方は、分厚いマニュアルどおりにしなければなりません。1万点以上ある商品のほとんどは配置場所が決まっており、自由に動かすことはできません。本部からは「この商品を売り込め」「商品の置き場を変更せよ」とほぼ毎日のようにメールで指示が入ります。
「店長が采配(さいはい)をふるえる場面はほとんどありませんでした。月1回の店長会議では、売り上げの悪い店長が立たされ、追及されました。経営や商品について店長が意見を述べたり、話し合ったりすることはありませんでした。
うつ状態に
9月になると食事ができなくなり、腹痛、吐き気、不眠といった症状に見舞われ、病院でうつ状態と診断されました。
「働く権利がどういうものかまでは分からなかったけれど、人間扱いされていないことは分かりました。人間の価値を安く見るようなことはやめてほしい」
清水さんは、会社に残業代の支払いを求める決意をしました。
今年2月に行った団体交渉で、会社側は「店長は管理職。残業代は支払わない」という態度を変えませんでした。
本紙の問い合わせにたいして「株式会社九九プラス」は、「係争中なのでお答えできない」としています。
いま、清水さんは、労働基準監督署に労災を申請する準備をすすめています。
(続く★)
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