5月2日付け、
「メーデー」の記事より労働関係を抜粋。

 願い切実 広がる共同 中央メーデー
 
 “名ばかり管理職”参加
   残業代払って

 
「残業代を法律通り払え」「こんな賃金じゃ働けないよ」。首都圏青年ユニオンのメンバーは、「すき家」のどんぶり模型を頭にかぶってアピールします。
「SHOP99は店長にも残業代を払え」と記された横断幕を手に参加したSさん(※原文は本名)(28)は二十四時間営業の安売りチェーン店の元店長。月三百時間以上働いても“名ばかり管理職”で残業代が出ないため、店員時代より手取りは約八万円もダウン。うつ状態と診断され、休職を余儀なくされました。
 首都圏青年ユニオンに入り、労働基準法違反の働かされ方をしていたと知り残業代の支払いを求めて立ち上がりました。
「安定した働き方をやっとつかんだ職でやりがいも感じていたのに、人を使い捨てにするような働かせ方はおかしい。他の店長たちの条件も改善されるよう声をあげていきたい」
 雇い止めの撤回を求めている嘱託ドライバーのTさん(34)(※原文は実名)は「日雇い派遣廃止の動きが広がるなど、この一年で社会は大きく変わってきていると思います。自分たちの行動も社会に貢献しているかな」と話します。
 
 
 七千円賃上げさせた
   非常勤職員

 
「非常勤職員の月給を平均七千円引き上げさせた」。江東区の臨時・非常勤職員でつくる公務公共一般労働組合江東支部の組合員たちは、顔をほころばせました。今年の春闘で、臨時職員の時給が八百九十円から九百三十円に、非常勤職員もほとんどの職場で臨時職員と同じ賃上げ率となる4.49%の賃上げを勝ち取りました。
 昨年六月に地元の求人募集をつぶさに調べ、臨時・非常勤職員の賃金が地元のアルバイトより低いことを明らかにしました。九月の賃上げ要求集会には百五人が参加。署名運動に取り組み、区議会の全会派に働きかけ、複数の会派が質問で賃上げを求めました。
「まだ振り込まれていないので実感がわきませんが」と喜ぶのは、区立保育園の非常勤保育士のAさん(※原文は実名)(51)。誇りを持って保育の仕事をするには低すぎる賃金でした。一人暮らしの若い職員は生活のためアルバイトもしています。動かなければ賃上げはできませんでした」
 
(『しんぶん赤旗』2008.05.02.)

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2008年12月6日11:02

<謝罪>
 上記文中、うっかりして、ご本人の実名をそのまま掲載(入力)してしまっていた部分があり、関係者のかたから削除要請をいただきました。本日、伏字に直させていただきました。

 ご迷惑をおかけして、大変申し訳ありませんでした。




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