「書評」まるうつし。

 過労死サバイバル
 上畑鉄之丞 著(中央法規出版・1300円)
 
 労災意見書の作成や相談活動を行ってきた医師が、実際の事例を示して過労死や過労自死の実態を明らかにします。日本が過労死を社会問題と認識し始めたのは1970年代前半。高度経済成長が崩れ去り、企業倒産で解雇された労働者が、厳しい環境のなか長時間労働に縛られ出した時期でした。著者は、過労死問題を学会でいち早く提唱し、職種、年代、by汚名の分析から長時間労働との関連を解明。未払いのサービス残業の根絶こそ過労死をなくす道といいます。

(『しんぶん赤旗』2008.04.27.書評欄)

 
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