観客8万5千人
 長野・聖火リレー
 
 長野市で二十六日に行われた北京五輪の聖火リレーの観客数は、八万五千六百人に上ったことが長野県警の集計でわかりました。県警はリレーを妨害した男計六人を現行犯逮捕しました。
 県警によると、沿道の観客は八万人。ゴールの若里公園が五千人、出発式が行われた県勤労者福祉センター跡地と休憩地点の長野五輪競技施設「エムウエーブ」がそれぞれ三百人でした。
 
 
 
 関係修復努力で一致
 中国副主席と仏大統領顧問
 
【北京=山田俊英】フランスのレビット大統領外交顧問は二十八日、北京で習近平国家副主席と会談し、聖火リレー妨害で悪化した両国関係を修復するため共に努力することで一致しました。
 中国中央テレビによると、習副主席は「先日の非友好的行為は中国人民の感情を傷つけた」とパリでのリレー妨害を批判。「共同の努力で困難を克服し、両国関係を健全、安定的に発展させたい」と表明しました。
 レビット顧問は「サルコジ大統領は対中関係を重視している」と強調。「チベットと台湾は中国の不可分の一部」との仏政府の立場を改めて述べ、北京オリンピックの成功を希望しました。レビット顧問はラファラン元首相に続きサルコジ大統領が対中関係修復のため派遣した特使です。
 
 
 
 ソウルで聖火リレー
 
【ソウル=時事】北京五輪の聖火リレーが二十七日午後、韓国の首都ソウルで行われ、約八十人がオリンピック公園からソウル市庁までの二十二キロのコースを走りました。走者への妨害行為が発生したほか、中国人留学生ら数百人と、北朝鮮からの脱出者らで構成される市民団体などリレーに反対するメンバーらが小競り合いとなり、負傷者も出ました。警察当局は約七千人を動員し、厳戒態勢で警備に当たりましたが、対応が後手に回り暴力を事前に食い止めることに失敗しました。
 聖火はソウルでのリレー後にソウルから北朝鮮の平壌に直接搬送。二十八日には北朝鮮で初となる聖火リレーが行われます。
 
(『しんぶん赤旗』2008.04.28.)

 
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