(2007年11月06日13:43)

いや、今日はMIXIで遊んでるヒマは無いはずだったんですけど、あまりに面白くなりそうなネタを発見しちゃったんで、思わず……☆(  ̄ー ̄)☆

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 ミッターマイヤー伝 3冊一挙に
 「ローエングラムと親密だが……」
  [銀河の話題]オーディン

 ヴォルフガング・ミッターマイヤーの伝記的な本が帝国で年内に三冊も出る。まだ在任中の国国務尚書を描いた本が、こんなに出版されるのは空前だと国で話題になっている。筆者はいずれも国紙のオーディン・タイムズとフェザーン・ポストの記者だ。十月にはフェザーンで三人が自著を語る会合も開かれた。

 ミッターマイヤーが今なぜ関心を集めるのか。理由の一つは、旧同盟領攻撃などの単独行動主義から、イゼルローン問題などで外交も重視する政策への、ローエングラム朝の一定の転換にあるだろう。王朝一代目に初代宇宙艦隊司令長官として先制攻撃戦略策定やフェザーンハイネセン攻撃誘導の旗振りをした人物が、二期目には「外交重視」戦略の先頭に立てるのはなぜか。

 ウルリッヒ・ケスラーの『コンフィダント(親友)−ミッターマイヤーローエングラム朝の遺産の創出』は、より一般伝記的な他の二冊と異なり、国務尚書としての最初の二年余のミッターマイヤーの活動を集中的に描いている。

 ケスラーは、ゼーリック国務副長官(現帝国銀行総裁)、ゼリコウ国務省顧問(後に辞任)、バーンズ国務次官が二期目のミッターマイヤー外交のブレーンになったと指摘する。四人はローエングラム父政権銀河再統一に関与した。「自分たちが大戦を終わらせ、銀河を変えた。だから残りの歴史も再編する用意ができている」との確信を共有し、銀河の再編というミッターマイヤーの野望の実現を助けたという。

 ミッターマイヤーは今、ローエングラム朝の歴史的遺産を作ろうと、イゼルローン問題などで外交攻勢をかけている。しかし、「戦略的ビジョンを欠き」、一期目に自身が深く関与してできた同盟侵攻などの負の遺産が二期目のの足を引っ張っており、顕著な成果は残せない、というのがケスラーの指摘だ。

 ミッターマイヤーは、「病の皇帝」「最期に残された帝政派」とされるローエングラム朝に近すぎた。ラインハルトが「友誼がある」と公言し、ミッターマイヤーが「マイン・カイザー」と言い続けたとのエピソードのある二人。この親密さがミッターマイヤーの最大の「強み」だったが、今や最大の弱点となっているという点で、三人の筆者は一致している。

 いずれ『デア・シュトルムミッターマイヤーの愛称)』というフェザーン映画が作られるかもしれない。ハッピーエンドは保証できそうにない。

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 ……意外に苦労しているようですね、老後?のミッターマイヤー……A^−^;)……""

(以下、原文。)
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 ライス伝 3冊一挙に「ブッシュと親密だが……」
  [海外の話題]アメリカ

 コンドリーザ・ライスの伝記的な本が米国で年内に三冊も出る。まだ在任中の米国務長官を描いた本が、こんなに出版されるのは空前だと欧米で話題になっている。筆者はいずれも米紙のニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの記者だ。十月にはワシントンで三人が自著を語る会合も開かれた。
 ライスが今なぜ関心を集めるのか。理由の一つは、アフガニスタン・イラク攻撃などの単独行動主義から、北朝鮮問題などで外交も重視する政策への、ブッシュ政権の一定の転換にあるだろう。政権一期目に国家安全保障担当大統領補佐官として先制攻撃戦略策定やイラク攻撃誘導の旗振りをした人物が、二期目には「外交重視」戦略の先頭に立てるのはなぜか。
 グレン・ケスラーの『コンフィダント(親友)−コンドリーザ・ライスとブッシュの遺産の創出』は、より一般伝記的な他の二冊と異なり、国務長官としての最初の二年余のライスの活動を集中的に描いている。
 ケスラーは、ゼーリック国務副長官(現世界銀行総裁)、ゼリコウ国務省顧問(後に辞任)、バーンズ国務次官が二期目のライス外交のブレーンになったと指摘する。四人はブッシュ父政権ドイツ再統一に関与した。「自分たちが冷戦を終わらせ、ドイツを変えた。だから残りの世界も再編する用意ができている」との確信を共有し、中等、アジアの再編というライスの野望の実現を助けたという。
 ライスは今、ブッシュ政権の歴史的遺産を作ろうと、パレスチナ問題などで外交攻勢をかけている。しかし、「戦略的ビジョンを欠き」、一期目に自身が深く関与してできたイラク戦争などの負の遺産が二期目の彼女の足を引っ張っており、顕著な成果は残せない、というのがケスラーの指摘だ。
 ライスは、「裸の王様」「最期に残された疑似ネオコン(新保守主義)派」とされるブッシュに近すぎた。ブッシュが「妹のよう」と公言し、独身のライスが「私の夫」と言いかけたとのエピソードのある二人。この親密さがライスの最大の「強み」だったが、今や最大の弱点となっているという点で、三人の筆者は一致している。
 いずれ『コンディ(ライスの愛称)』というハリウッド映画が作られるかもしれない。ハッピーエンドは保証できそうにない。

(坂口 明 )(『しんぶん赤旗』2007.11.06.)
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◆コメント◆

TORATONTON 2007年11月06日 21:50

ライスさん、国務長官になったことで、黒人、女性、という二重の壁を破ったことはすごいと思います。
黒人、女性ということについて、いろいろいわれずに、仕事の内容について、いろいろ言われるというのは、ある意味、本望ではないかと思います。

歌いながら大地を歩く 2007年11月13日 01:02

ですね。
黒人で女性、でありながら、いわゆるWASP男性より、更に強硬なイスラム差別主義者、というあたり……

実はユダヤ系だったと噂されているアドルフ・ヒトラーの病的暴走とか、日本の私小説『破戒』……を、想起してしまうのは、私だけなんでしょうか。

(「女性」で初の英国首相になったサッチャーも、結局のところ、「男以上に男らしい」と評価される暴走政治に走ってしまいましたし……

被差別者が、差別側にまわることなく、権力を手にすることが出来ているのは、今のところ私の知る限りでは、エボ・モラレスぐらいのものなのかしら……。

(もっと、もっと、増やすことができたらいいな!!)

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