(2007年10月22日06:40)
いくつかまとめて転載する。
どちらが明であり暗であり、
望ましく、あるいは、望ましくないのか。
コメントは、あえて書かない。
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ミャンマー 発砲拒否の軍人拘束
インドネシア紙報道 兵士ら400人
インドネシア英字紙ジャカルタ・ポスト十日付は、ミャンマーの軍事政権がこの間の軍政抗議行動に参加した僧侶や活動家にたいする発砲や殴打の命令に従わなかった将官五人と兵士約四百人を拘束したと報じました。ミャンマー政府当局者が東部シャン州で取材する同紙記者に八日、匿名を条件に語ったものです。
同紙によると当局者は、「五人の将官は僧侶にたいし公然と部隊を展開するのを拒否した。彼らはただちに軍政当局に拘束された」と語りました。
また、ミャンマー第二の都市で中部にある「マンダレー近郊のシカイ師団の約四百人が僧侶たちの前で銃器を置き、自分たちは最大の罪悪を犯していることはわかっているとして許しを請うた」とのべました。
当局者は、こうした動きは秘密主義的な国軍内部での不一致が表面化した最初の表れだと語ったといいます。
また、ほとんどの公務員は軍政当局による僧侶たちへの弾圧に同意していないが、そうした気持ちを表明するのを非常に恐れていると指摘。「僧侶はわれわれの宗教と生命の象徴だ。人々は国軍が彼らへの発砲に踏み切ったことに怒っている。僧侶の殺害は最大の罪悪とみなされている」と述べたとしています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.12.)
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イラク戦争はキリストの教えに反する
米陸軍大尉 名誉除隊勝ち取る
イラクに従軍中、キリスト教の“なんじの敵を愛せよ”“殺すなかれ”の教えと矛盾すると強く感じ、「良心的兵役忌避者」として除隊を求めた米陸軍大尉が、当初拒否していた陸軍から申請承認をかちとり、「名誉除隊」を認められました。
同大尉を支援してきたニューヨーク市民的自由連合(NYCLU)が十六日、明らかにしました。
敬虔(けいけん)なキリスト教徒の家庭に育ったピーター・ブラウン陸軍大尉は、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校を二〇〇四年に卒業した幹部候補生でした。同校卒業直後までは、信仰と兵役は対立しないと思っていました。
卒業後約二年間、オランダの市民宗教教育センターに通ったり、聖書を精読するなど、信仰を深めてきました。
その後、イラクに一年余り派遣され、武装抵抗勢力や拘束者を「処分する手続き」の作業に携わっていましたが、現地での体験から「良心的兵役忌避者」として除隊を認めるよう申請するに至りました。
ブラウン氏は言います。わたしに向けて撃ってきたとしても、わたしには発砲できなかった。イエス・キリストがそうであったように…」
同氏は申請書で、その宗教観から、イラク戦争にとどまらず、あらゆる戦争に従事できないと強調しました。
従軍牧師や調査担当将校が「名誉除隊」を認めるよう勧告したにもかかわらず、陸軍は申請を拒否しました。
これに対し、ニューヨーク市民的自由連合と全米市民的自由連合(ACLU)が今年七月、ブラウン氏の代理人として首都ワシントンの連邦裁判所に提訴しました。すると陸軍は態度を一変させ、審理が始まる前に「再検討」し、ブラウン氏の申請を認めたのでした。
「わたしの宗教的信仰が兵役を不可能にしていることを陸軍が認めたことに、今はほっとしています」とブラウン氏は語っています。
両団体は、連邦法も陸軍の規定も良心的兵役忌避に基づく除隊を認めていることを指摘し、米軍内で信仰の自由が確認された重要な成果だと評価しています。(居波保夫)
(『しんぶん赤旗』2007.10.19.)
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「即時撤退を」
米現役兵士が議会直訴 イラク駐留批判
署名が2000人超す 【ワシントン=山崎伸治】
イラク米軍の即時撤退を求める米兵の「訴え」への賛同を、現役米兵から募る運動で、賛同署名者が二千人を超えました。十七日、海軍空母セオドア・ルーズベルトの現役乗務員で、運動を呼びかけたジョナサン・ハット三等兵曹らが署名を議会に届けました。
この運動は、軍の内部告発者を保護する法律が現役兵士に、出身地選出の議員への直訴を保障していることを活用したもの。一年前にハット氏らが始め、今年一月には約千人分の署名を議会に提出しました。今回はその後に寄せられた約千人分を届けました。
伝達式には進歩議員連盟のリン・ウルジー下院議員、シーラ・ジャクソン・リー下院議員らが出席。ウルジー氏は「ブッシュ大統領の占領政策に対する反対の声は高まっている。われわれ議員が兵士を支援するというのは帰国させることだ」と訴えました。
ハット氏は「現役の兵士が議会に圧力をかけ続けることで、議会は(イラク撤退という)国民の要求を認めるようになる」と述べました。「訴え」は「軍服を着て国家に奉仕することを誇りに思う愛国的な米国民として、私は議会の政治指導者に対し、イラクからすべての米軍と基地を速やかに撤退させることを支持するよう強く求める。イラク駐留はうまくいかず、その犠牲に値しない。米軍が本国にもどるべき時だ」と述べています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.20.)
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米による軍幹部養成 ボリビアも撤退
中南米5か国目 【ワシントン=山崎伸治】
米国がジョージア州の陸軍基地フォート・ベニングで運営する中南米諸国の軍幹部養成機関「西半休安全保障協力研究所」(WHINSEC)に、ボリビアが今後、訓練生を派遣しないことを決めました。同国のモラレス大統領が九日、発表しました。
WHINSECは二〇〇一年一月に創設され、前身の「スクール・オブ・アメリカズ」(SOA)時代から六万人の軍幹部を訓練。「卒業生」は帰国後、各国軍部内で親米派を組織し、クーデター実行や軍事政権の下支えといった役割を果たしてきました。
これまでにベネズエラ、アルゼンチン、ウルグアイ、コスタリカが派遣中止を表明。ボリビアが五番目となります。
モラレス氏は声明で、「われわれは『スクール・オブ・アメリカズ』に通うボリビア軍幹部がいなくなるまで段階的に撤退する」と表明。「(米軍は)高級幹部に自分たち自身の国民と対決し、社会的な運動を自分たちの敵だと見なすよう教育している」と批判しました。
ボリビアでは一九七一年にクーデターで政権に就いたウゴ・バンセル元大統領がSOA出身でした。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
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◆コメント◆
歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:15
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「越境攻撃に許可は不要」 トルコ首相
【アンカラ=DPA時事】
トルコのエルドアン首相は十二日、クルド人武装集団掃討のためイラクに越境攻撃する際、米国の許可を待つつもりはないと警告しました。同首相は
「米国だって誰の許可も得ずにイラクを攻撃した」
と指摘しました。
米国は、イラク北部のクルド人地域全体に戦火が拡大する事態を恐れ、エルドアン政権に自制を呼び掛けています。しかし、トルコ議会は来週中にも越境攻撃を承認する見通し。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
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海自補給艦から給油の米艦
イラク作戦中だった 米海軍資料
テロ特措法に基づいてインド洋に派兵された海上自衛隊補給艦「ときわ」から二〇〇三年二月に直接給油を受けた米イージス駆逐艦ポール・ハミルトンが、その時点でイラク戦争の事前作戦であるイラク南方監視作戦に参加していました。米海軍資料から判明しました。
防衛省が十日、衆院予算委員会に提出した「ときわ」の航海日誌には、同年二月二十五日午後、オマーン湾でポール・ハミルトンに直接給油した経過が明記されています。
ポール・ハミルトンは、米原子力空母エイブラハム・リンカーンを旗艦とする空母攻撃群の構成艦として、〇二年八月から〇三年年四月まで九カ月間、インド洋周辺海域に展開しました。米海軍ホームページによると、同攻撃群の当初の任期は〇三年一月までで、任務は「対テロ」戦争(「不朽の自由作戦」)とイラク南方監視作戦への参加でした。
しかし、「イラク南方監視と『イラクの自由作戦』(イラク戦争)および米軍によるイラク占領へのさらなる支援のため、展開が延長」(リンカーンのホームページ)されました。
ポール・ハミルトンは〇三年三月二十日に開戦したイラク戦争に参加。米CNN放送の同艦艦長のインタビュー(同年四月二十六日)によると、イラクに対して約六十発の誘導ミサイル・トマホークを発射しました。同艦長は、これがイラク戦争に参加した戦闘艦の中で最多の発射数であると認めています。
「ときわ」がポール・ハミルトンに給油した同年二月二十五日の午前中には米給油艦ペコスに給油し、ペコスからイラク戦争の主力艦となった米空母キティホークと米イージス巡洋艦カウペンスに給油したことは、すでに判明しています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.13.)
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歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:27
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軍需業者とゴルフ 守屋前防衛次官、在任中に
防衛省の守屋武昌前事務次官(六三)が在職中、軍事専門会社「山田洋行」(東京都港区、資本金五億円)の元専務(六九)と頻繁にゴルフをしていたことが十九日、関係者の話で分かりました。自衛隊員倫理規定は利害関係者とのゴルフを禁止しています。守屋前次官は元専務と今年春ごろまでゴルフをしており、現職なら処分の対象となる可能性もありました。(中略)
倫理規定に違反
二〇〇〇年に定められた倫理規定は、自衛隊員だけではなく、一般の同省職員も対象。出入り業者など利害関係者からせん別などの金品を受け取ることのほか、ゴルフや旅行は「割り勘」であっても禁じています。
前次官は一九七一年、当時の防衛庁に入庁し、航空機課長、防衛施設庁施設部長など、装備・施設畑を歩き、官房長、防衛局長などを経て、〇三年八月、事務次官に就任しました。
次官在任期間が四年を超えた「大物」で、
自 衛 隊 の イ ラ ク 派 遣 や
省昇格などを推進しました。(後略)
(『しんぶん赤旗』2007.10.20.)
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市民黙らせたい 立川ビラ弾圧事件
警察と陸自 思惑が一致 情報保全対が積極関与
警察の依頼で被害届の提出を調整、ビラ投かん者の面割りに協力−。自衛隊の立川宿舎(東京都立川市)にビラを配った市民団体メンバーが逮捕された立川ビラ弾圧事件の重要な局面には、自衛隊の情報保全体の姿がありました。
本紙が十二日付で報じた同隊内部文書(陸上自衛隊東部方面情報保全隊作成)からは、弾圧事件における同隊と警察の共謀関係、同隊が市民団体に対して行った執ような監視・情報収集活動の実態が浮かび上がります。
立川ビラ弾圧事件
情報保全隊は、宿舎にビラ配布した市民団体「立川自衛隊監視テント村」を敵視し、二〇〇四年二月の逮捕以前から長期にわたる情報収集を行っていました。
顔写真など収集
文書は逮捕された三人を含め、市民団体のメンバーやその関係者として計六人の顔写真を掲載。
写真は背景の様子から、デモや宣伝活動の際に撮影されています。いずれも、メンバーの顔に焦点をあわせており、容ぼうを記録する目的で撮影したことがわかります。
顔写真の隣には氏名、生年月日、住所、本籍、職業などが記されていました。「街頭宣伝および集会・デモにも頻繁に参加」「Aと行動を共にしていることが多い」(Aは氏名)などの記述もあります。
文書から、情報保全隊が、メンバー逮捕のための具体的作業に携わっていたこともわかりました。(中略)
目的は言論弾圧
逮捕の目的が、言論弾圧にあったことも記されていました。
文書は警察の「捜査員の談」を、こう紹介しています。「我々としてはテントの構成員に2〜3日くさい飯を食ってもらいたいんですがね。そうすれば、テント村も多少変わってくると思うんです」
情報保全隊に詳しい自衛隊関係者は「市民団体を黙らせたかったのは自衛隊側も同じだ」と指摘。「当時は自衛隊のイラク派遣に対して、さまざまな団体が反対行動を起こしていた。自衛隊や情報保全隊には、市民団体の宣伝やデモを止めたいという思惑があった」と話しています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:38
コメントは書かないと言ったが、2点だけ。
1.そういえば、自衛隊のイラク派兵……
あれだけの人員と物資が動いたんですから、
「必要なものがあれば何でも
袖の下アリで相談に乗るぞ」
というスタンスの偽キャゼルヌ氏にとっては、
さぞかしリベートの大きい、
美味しい事業だったんでしょうね……
(元々は我々の税金なんですが!)
2.ヴォルデモート卿。
私はあなたを個人的に責めているわけでは、
断じてない。
あなたには良心も恥も社会的判断力も、
ましてや「フェアプレー」を尊ぶ純粋な心もある。
そのことを、私はちゃんと知っているから。
あなたが主張する、
「大事なものを守るためには、
武力行使が必要な場合もある」
そういう主張に反対するつもりは、ない。
ただたんに、
問いたいだけだ。
イラク戦争に手弁当で、
あるいは自由な人生や、
時には生命さえかけて、
反対の声をあげる市民と、
安全な所から主戦論を唱え、
兵士たちの意識を洗脳操作して、
危険な戦場へ、
税金を湯水のごとく使って送り込み、
そして、自分たちは安全な場所にいて、
濡れ手に粟で血税を懐に入れる……
あなたは、どちらの生き方を潔しと思う?
あなたの今までの生き方と、
今のありかたを、
責めるつもりなど
毛頭ない。
ただたんに、
問いたいだけ、
呼びかけてるだけだ。
まだ、「こちらがわ」に
来る(移る)勇気は………………
持てないんですか?
と。
(きみが小心者だとも卑怯だとも愚劣者だとも、
私には、思えないので。
時間はかかるだろうけど
いずれ必ず、
「こちら側」に、一緒に立って貰えると、
信じている、というよりも、
「 私 は 知 っ て い る の よ ! 」
(  ̄ー ̄)ノ
.
いくつかまとめて転載する。
どちらが明であり暗であり、
望ましく、あるいは、望ましくないのか。
コメントは、あえて書かない。
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ミャンマー 発砲拒否の軍人拘束
インドネシア紙報道 兵士ら400人
インドネシア英字紙ジャカルタ・ポスト十日付は、ミャンマーの軍事政権がこの間の軍政抗議行動に参加した僧侶や活動家にたいする発砲や殴打の命令に従わなかった将官五人と兵士約四百人を拘束したと報じました。ミャンマー政府当局者が東部シャン州で取材する同紙記者に八日、匿名を条件に語ったものです。
同紙によると当局者は、「五人の将官は僧侶にたいし公然と部隊を展開するのを拒否した。彼らはただちに軍政当局に拘束された」と語りました。
また、ミャンマー第二の都市で中部にある「マンダレー近郊のシカイ師団の約四百人が僧侶たちの前で銃器を置き、自分たちは最大の罪悪を犯していることはわかっているとして許しを請うた」とのべました。
当局者は、こうした動きは秘密主義的な国軍内部での不一致が表面化した最初の表れだと語ったといいます。
また、ほとんどの公務員は軍政当局による僧侶たちへの弾圧に同意していないが、そうした気持ちを表明するのを非常に恐れていると指摘。「僧侶はわれわれの宗教と生命の象徴だ。人々は国軍が彼らへの発砲に踏み切ったことに怒っている。僧侶の殺害は最大の罪悪とみなされている」と述べたとしています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.12.)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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イラク戦争はキリストの教えに反する
米陸軍大尉 名誉除隊勝ち取る
イラクに従軍中、キリスト教の“なんじの敵を愛せよ”“殺すなかれ”の教えと矛盾すると強く感じ、「良心的兵役忌避者」として除隊を求めた米陸軍大尉が、当初拒否していた陸軍から申請承認をかちとり、「名誉除隊」を認められました。
同大尉を支援してきたニューヨーク市民的自由連合(NYCLU)が十六日、明らかにしました。
敬虔(けいけん)なキリスト教徒の家庭に育ったピーター・ブラウン陸軍大尉は、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校を二〇〇四年に卒業した幹部候補生でした。同校卒業直後までは、信仰と兵役は対立しないと思っていました。
卒業後約二年間、オランダの市民宗教教育センターに通ったり、聖書を精読するなど、信仰を深めてきました。
その後、イラクに一年余り派遣され、武装抵抗勢力や拘束者を「処分する手続き」の作業に携わっていましたが、現地での体験から「良心的兵役忌避者」として除隊を認めるよう申請するに至りました。
ブラウン氏は言います。わたしに向けて撃ってきたとしても、わたしには発砲できなかった。イエス・キリストがそうであったように…」
同氏は申請書で、その宗教観から、イラク戦争にとどまらず、あらゆる戦争に従事できないと強調しました。
従軍牧師や調査担当将校が「名誉除隊」を認めるよう勧告したにもかかわらず、陸軍は申請を拒否しました。
これに対し、ニューヨーク市民的自由連合と全米市民的自由連合(ACLU)が今年七月、ブラウン氏の代理人として首都ワシントンの連邦裁判所に提訴しました。すると陸軍は態度を一変させ、審理が始まる前に「再検討」し、ブラウン氏の申請を認めたのでした。
「わたしの宗教的信仰が兵役を不可能にしていることを陸軍が認めたことに、今はほっとしています」とブラウン氏は語っています。
両団体は、連邦法も陸軍の規定も良心的兵役忌避に基づく除隊を認めていることを指摘し、米軍内で信仰の自由が確認された重要な成果だと評価しています。(居波保夫)
(『しんぶん赤旗』2007.10.19.)
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「即時撤退を」
米現役兵士が議会直訴 イラク駐留批判
署名が2000人超す 【ワシントン=山崎伸治】
イラク米軍の即時撤退を求める米兵の「訴え」への賛同を、現役米兵から募る運動で、賛同署名者が二千人を超えました。十七日、海軍空母セオドア・ルーズベルトの現役乗務員で、運動を呼びかけたジョナサン・ハット三等兵曹らが署名を議会に届けました。
この運動は、軍の内部告発者を保護する法律が現役兵士に、出身地選出の議員への直訴を保障していることを活用したもの。一年前にハット氏らが始め、今年一月には約千人分の署名を議会に提出しました。今回はその後に寄せられた約千人分を届けました。
伝達式には進歩議員連盟のリン・ウルジー下院議員、シーラ・ジャクソン・リー下院議員らが出席。ウルジー氏は「ブッシュ大統領の占領政策に対する反対の声は高まっている。われわれ議員が兵士を支援するというのは帰国させることだ」と訴えました。
ハット氏は「現役の兵士が議会に圧力をかけ続けることで、議会は(イラク撤退という)国民の要求を認めるようになる」と述べました。「訴え」は「軍服を着て国家に奉仕することを誇りに思う愛国的な米国民として、私は議会の政治指導者に対し、イラクからすべての米軍と基地を速やかに撤退させることを支持するよう強く求める。イラク駐留はうまくいかず、その犠牲に値しない。米軍が本国にもどるべき時だ」と述べています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.20.)
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米による軍幹部養成 ボリビアも撤退
中南米5か国目 【ワシントン=山崎伸治】
米国がジョージア州の陸軍基地フォート・ベニングで運営する中南米諸国の軍幹部養成機関「西半休安全保障協力研究所」(WHINSEC)に、ボリビアが今後、訓練生を派遣しないことを決めました。同国のモラレス大統領が九日、発表しました。
WHINSECは二〇〇一年一月に創設され、前身の「スクール・オブ・アメリカズ」(SOA)時代から六万人の軍幹部を訓練。「卒業生」は帰国後、各国軍部内で親米派を組織し、クーデター実行や軍事政権の下支えといった役割を果たしてきました。
これまでにベネズエラ、アルゼンチン、ウルグアイ、コスタリカが派遣中止を表明。ボリビアが五番目となります。
モラレス氏は声明で、「われわれは『スクール・オブ・アメリカズ』に通うボリビア軍幹部がいなくなるまで段階的に撤退する」と表明。「(米軍は)高級幹部に自分たち自身の国民と対決し、社会的な運動を自分たちの敵だと見なすよう教育している」と批判しました。
ボリビアでは一九七一年にクーデターで政権に就いたウゴ・バンセル元大統領がSOA出身でした。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
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◆コメント◆
歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:15
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「越境攻撃に許可は不要」 トルコ首相
【アンカラ=DPA時事】
トルコのエルドアン首相は十二日、クルド人武装集団掃討のためイラクに越境攻撃する際、米国の許可を待つつもりはないと警告しました。同首相は
「米国だって誰の許可も得ずにイラクを攻撃した」
と指摘しました。
米国は、イラク北部のクルド人地域全体に戦火が拡大する事態を恐れ、エルドアン政権に自制を呼び掛けています。しかし、トルコ議会は来週中にも越境攻撃を承認する見通し。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
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海自補給艦から給油の米艦
イラク作戦中だった 米海軍資料
テロ特措法に基づいてインド洋に派兵された海上自衛隊補給艦「ときわ」から二〇〇三年二月に直接給油を受けた米イージス駆逐艦ポール・ハミルトンが、その時点でイラク戦争の事前作戦であるイラク南方監視作戦に参加していました。米海軍資料から判明しました。
防衛省が十日、衆院予算委員会に提出した「ときわ」の航海日誌には、同年二月二十五日午後、オマーン湾でポール・ハミルトンに直接給油した経過が明記されています。
ポール・ハミルトンは、米原子力空母エイブラハム・リンカーンを旗艦とする空母攻撃群の構成艦として、〇二年八月から〇三年年四月まで九カ月間、インド洋周辺海域に展開しました。米海軍ホームページによると、同攻撃群の当初の任期は〇三年一月までで、任務は「対テロ」戦争(「不朽の自由作戦」)とイラク南方監視作戦への参加でした。
しかし、「イラク南方監視と『イラクの自由作戦』(イラク戦争)および米軍によるイラク占領へのさらなる支援のため、展開が延長」(リンカーンのホームページ)されました。
ポール・ハミルトンは〇三年三月二十日に開戦したイラク戦争に参加。米CNN放送の同艦艦長のインタビュー(同年四月二十六日)によると、イラクに対して約六十発の誘導ミサイル・トマホークを発射しました。同艦長は、これがイラク戦争に参加した戦闘艦の中で最多の発射数であると認めています。
「ときわ」がポール・ハミルトンに給油した同年二月二十五日の午前中には米給油艦ペコスに給油し、ペコスからイラク戦争の主力艦となった米空母キティホークと米イージス巡洋艦カウペンスに給油したことは、すでに判明しています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.13.)
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歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:27
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軍需業者とゴルフ 守屋前防衛次官、在任中に
防衛省の守屋武昌前事務次官(六三)が在職中、軍事専門会社「山田洋行」(東京都港区、資本金五億円)の元専務(六九)と頻繁にゴルフをしていたことが十九日、関係者の話で分かりました。自衛隊員倫理規定は利害関係者とのゴルフを禁止しています。守屋前次官は元専務と今年春ごろまでゴルフをしており、現職なら処分の対象となる可能性もありました。(中略)
倫理規定に違反
二〇〇〇年に定められた倫理規定は、自衛隊員だけではなく、一般の同省職員も対象。出入り業者など利害関係者からせん別などの金品を受け取ることのほか、ゴルフや旅行は「割り勘」であっても禁じています。
前次官は一九七一年、当時の防衛庁に入庁し、航空機課長、防衛施設庁施設部長など、装備・施設畑を歩き、官房長、防衛局長などを経て、〇三年八月、事務次官に就任しました。
次官在任期間が四年を超えた「大物」で、
自 衛 隊 の イ ラ ク 派 遣 や
省昇格などを推進しました。(後略)
(『しんぶん赤旗』2007.10.20.)
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市民黙らせたい 立川ビラ弾圧事件
警察と陸自 思惑が一致 情報保全対が積極関与
警察の依頼で被害届の提出を調整、ビラ投かん者の面割りに協力−。自衛隊の立川宿舎(東京都立川市)にビラを配った市民団体メンバーが逮捕された立川ビラ弾圧事件の重要な局面には、自衛隊の情報保全体の姿がありました。
本紙が十二日付で報じた同隊内部文書(陸上自衛隊東部方面情報保全隊作成)からは、弾圧事件における同隊と警察の共謀関係、同隊が市民団体に対して行った執ような監視・情報収集活動の実態が浮かび上がります。
立川ビラ弾圧事件
情報保全隊は、宿舎にビラ配布した市民団体「立川自衛隊監視テント村」を敵視し、二〇〇四年二月の逮捕以前から長期にわたる情報収集を行っていました。
顔写真など収集
文書は逮捕された三人を含め、市民団体のメンバーやその関係者として計六人の顔写真を掲載。
写真は背景の様子から、デモや宣伝活動の際に撮影されています。いずれも、メンバーの顔に焦点をあわせており、容ぼうを記録する目的で撮影したことがわかります。
顔写真の隣には氏名、生年月日、住所、本籍、職業などが記されていました。「街頭宣伝および集会・デモにも頻繁に参加」「Aと行動を共にしていることが多い」(Aは氏名)などの記述もあります。
文書から、情報保全隊が、メンバー逮捕のための具体的作業に携わっていたこともわかりました。(中略)
目的は言論弾圧
逮捕の目的が、言論弾圧にあったことも記されていました。
文書は警察の「捜査員の談」を、こう紹介しています。「我々としてはテントの構成員に2〜3日くさい飯を食ってもらいたいんですがね。そうすれば、テント村も多少変わってくると思うんです」
情報保全隊に詳しい自衛隊関係者は「市民団体を黙らせたかったのは自衛隊側も同じだ」と指摘。「当時は自衛隊のイラク派遣に対して、さまざまな団体が反対行動を起こしていた。自衛隊や情報保全隊には、市民団体の宣伝やデモを止めたいという思惑があった」と話しています。
(『しんぶん赤旗』2007.10.14.)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歌いながら大地を歩く 2007年10月22日 07:38
コメントは書かないと言ったが、2点だけ。
1.そういえば、自衛隊のイラク派兵……
あれだけの人員と物資が動いたんですから、
「必要なものがあれば何でも
袖の下アリで相談に乗るぞ」
というスタンスの偽キャゼルヌ氏にとっては、
さぞかしリベートの大きい、
美味しい事業だったんでしょうね……
(元々は我々の税金なんですが!)
2.ヴォルデモート卿。
私はあなたを個人的に責めているわけでは、
断じてない。
あなたには良心も恥も社会的判断力も、
ましてや「フェアプレー」を尊ぶ純粋な心もある。
そのことを、私はちゃんと知っているから。
あなたが主張する、
「大事なものを守るためには、
武力行使が必要な場合もある」
そういう主張に反対するつもりは、ない。
ただたんに、
問いたいだけだ。
イラク戦争に手弁当で、
あるいは自由な人生や、
時には生命さえかけて、
反対の声をあげる市民と、
安全な所から主戦論を唱え、
兵士たちの意識を洗脳操作して、
危険な戦場へ、
税金を湯水のごとく使って送り込み、
そして、自分たちは安全な場所にいて、
濡れ手に粟で血税を懐に入れる……
あなたは、どちらの生き方を潔しと思う?
あなたの今までの生き方と、
今のありかたを、
責めるつもりなど
毛頭ない。
ただたんに、
問いたいだけ、
呼びかけてるだけだ。
まだ、「こちらがわ」に
来る(移る)勇気は………………
持てないんですか?
と。
(きみが小心者だとも卑怯だとも愚劣者だとも、
私には、思えないので。
時間はかかるだろうけど
いずれ必ず、
「こちら側」に、一緒に立って貰えると、
信じている、というよりも、
「 私 は 知 っ て い る の よ ! 」
(  ̄ー ̄)ノ
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