(2007年09月21日04:56)

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 東京芸術座 『母は枯れ葉剤を浴びた』

 八月十八日から二十四日までの一週間、劇団(東京芸術座)稽古場でアトリエ公演として中村悟郎・原作「母は枯れ葉剤を浴びた」を写真と朗読によるドキュメント・ドラマとして上演した。(中略)

 このドラマは三つのメッセージを持っている。

 一つは“戦争とは残酷すぎるほど残酷なものである”こと。

 二つには“戦争を起こす側の欺瞞と論理を見抜く知恵を持たなくては戦争は永久に無くならない”ということ。

 三つには“生まれてきて今があるのならば、障害があろうと生きて生きて生き抜こうじゃないか”ということである。

 戦争を起こそうとする人々は必ず嘘をつく。「枯葉剤は草木を枯らすのみで、人畜には無害である」というような…。

 こうした情報操作とともに洗脳教育をする。機密事項がやたらに増え、一方で「国の為に死ぬのは最高の名誉だ」と教える。嘘がばれると「因果関係を示す証明がない」とくる……。

 この頂点にあるのが、憲法改悪だと思う。

 兵器開発競争は止まることがない。
 それで得するのは誰だろうか?

 庶民は生体実験にされるだけである。

(稲垣純『しんぶん赤旗』2007.09.17.より抜粋)
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◆コメント◆

TORATONTON 2007年09月21日 09:14

枯葉剤について。アメリカのエリート軍人のお話。
まくのを決めた人がおじいさんで、まく命令をくださいたのがおとうさんで、現場にいた息子にして孫が、あびて後遺症かなにかで死んじゃったというお話、どこかでみました。



歌いながら大地を歩く 2007年09月22日 02:13  

……悲惨……★(>_<)"★

その時、
お父さんやお爺ちゃんは、
どう思ったんだろうね?

それでも、反省なんかしないのかな。
自分さえカネが儲かれば、
それで良いのかな。

お爺ちゃんの妻やお父さんの妻は、
どう思ったのかな。


人間なんて、なんて悲しい生き物★ (>_<)


TORATONTON 2007年09月22日 09:23

たしか、お父さん、息子が死んでから、反省して、本を書いたと思います。
その本の書評をどっかで見た記憶があるんです。

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