(2007年07月15日04:55)

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 憲法に息を吹き込む時
        ジャーナリスト 堤 未果 さん

 今度の選挙は、すごく大事だと思います。
 安倍政権が暴走し、よくわからないうちに法案を次々通していく。切り捨てられている人たちの悲鳴が聞こえます。住民税増税には私ものけぞりましたよ。これでどうやって生活していけというのでしょうね。

 憲法の問題も争点に出てきました。人権、民主主義、立憲主義は、人類が永い歴史の末に勝ち取った貴い宝物です。日本の憲法は、これを理想的な形であらわしている。これもまた、人類の宝なのです。これが奪われるかもしれないとなって、憲法の価値を改めて考え直している人も多いと思います。

       一票は貴い宝物

 ところで、憲法はあくまでも紙に書かれたもので、それに息を吹き込む仕事は私たちがやらなければなりません。それによって初めて民主主義が成熟し、憲法も生きてくる。では、一体どうやって息を吹き込むのか。それが選挙だと思うのです。

 それも、「まずは選挙に行くことが第一歩」といっていたのでは、もう間に合いません。一票がどれほど重いものか、なぜ重いのか、みんなが一生懸命考えるべき時期ではないでしょうか。

 選挙で票を投じる究極の目的は、「選挙への参加」ではなく、自分はどんな未来を望むのか、子や孫にどんな社会を手渡したいのかをイメージし、それを実現していくことです。一票はそのための手段であり、貴い宝物です。

 他の人が決める未来のなかで生きるのではなく、私たちが主役となって未来を選び取る。そんなわくわくする選択の機会が選挙だと思います。目の前の現実を見ると無力感を覚えがちですが、日本には、
 本当の民主主義
を手にする大きな可能性があると思うのです。

       見極める努力を

 選挙で票を入れたら終わりではなく、国民と政党、政治家が育てあう関係になることが必要です。選挙が終わればふんぞり返って国民をばかにするような人を選んではいけない。自分たちの声が常に届き、何かあればいつでも駆け込めるような政党と候補者を選ぶことが大事だと思います。

 そうした判断は、テレビの流す情報に頼っていてはできません。自分で各政党の政策を調べる、演説を聞きに行くなどの努力が必要でしょう。

 アメリカを先例として見ると、「戦争する国」になる前には、格差を広げることと、国家が情報をコントロールすることの二つがまずやられました。日本でも、労働分野の規制緩和や社会保障カットなどによる格差の拡大政策がとられ、共謀罪の制定策動や自衛隊による国民監視など情報統制の動きも出てきています。

「改憲ノー」のスローガンを言うだけでなく、戦争する国づくりにつながるこれらの動きに対しても、きちんと声をあげている政党はどこで、政治家は誰なのか。それを見極めなければならないと思います。

聞き手 坂井 希(「しんぶん赤旗」2007.07.02.)
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 ……ってことで、みなさん!

 選挙に行こう!!


TORATONTON 2007年07月15日 18:31

行く予定です。


歌いながら大地を歩く 2007年07月17日 07:25

 予定は決定でよろしく。(^_^)v

(ヤン・ウェンリーのように、
 「前夜の深酒が過ぎてうっかり寝過ごして」
 なんていう恥ずかしいのは、避けましょう☆

 期日前投票も、あります。 d(・_・)

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