(旧MIXI日記) エドワーズ委員会。
2007年5月27日 銀河英雄伝説ごっこ☆(2007年05月27日07:29)
もうひとつ、前の日記に絡んで、田中芳樹wrote。
>これから国がありとあらゆる方法を用いて「辺野古の阻止行動」に対して張って来る「ネガティブキャンペーン」「マイナスイメージ宣伝作戦」に引きずられてはならない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田中芳樹 wrote
『「エドワーズ委員会」という民間団体がある。昨年、「スタジアムの虐殺」で犠牲となった故ジェシカ・エドワーズ女史を記念し、反戦派の人々が結束してつくった組織である。この委員会が、ひとつの問題を提起した。それは徴兵の不公正に関してであった。(中略)
エドワーズ委員会は質問状を出したが、それはトリューニヒト政権によって完全に黙殺された。(中略)それ以上にエドワーズ委員会の人々を怒らせ、かつ慄然とさせたのは、ほとんどのジャーナリズムがこの一件を報道しなかったことであった。
電子新聞も、立体TVも、政治権力と関係のない犯罪、スキャンダル、人情話のかずかずを知らせるだけで、エドワーズ委員会の活動を無視した。
しかたなく、エドワーズ委員会は会員たちの街頭活動によって一般市民に事情を訴えようとした。5000人の会員がデモをはじめると、警官隊が出てきてそれを規制した。規制を避けて裏通りへまわると、主戦派の団体である「憂国騎士団」が、特殊セラミック製の棍棒をかまえて待ち伏せていたのである。オンナコドモ(※)も含めたエドワーズ委員会の人々が、憂国騎士団員の棍棒につぎつぎとなぐり倒されるのを、警官隊は遠くから傍観し、やがて憂国騎士団が逃げ去ると、血を流して倒れているエドワーズ委員会の会員たちに手錠をかけていった。名目は騒乱罪であった。会員どうしの内紛が流血を呼んだもの、と、警察は説明し、大半のジャーナリズムはそれをそそのまま報道し、憂国騎士団の名は表面に出ずに終わった……。
ビュコックの知人である政治家ジョアン・レベロからその話を聞いたとき、フレデリカは最初、信じられなかった。ヤンや自分の身におこったことを承知してゃいても、民主主義の体制とジャーナリズムに対する信頼は根強いものがあったのである。
しかし、その信頼も、日に日に揺らいでいくフレデリカの毎日だった。』<small>『銀河英雄伝説』雌伏篇 第六章「武器なき戦い」
……つまり……、
こうしたことは、以前からあるし、
今もあるし、これからも起こり得る
だろうと、いうことさ………………。
(実際私は機動隊に突き倒されて、
命の危険を感じたことがある!) |||(^^;)|||
◆コメント◆
歌いながら大地を歩く 2007年05月27日 07:57
あ、おまけ……。(^^;) <寝ろ!自分!!
『「言いたければ、言うがいいさ。しかし、どこのジャーナリズムも、とりあげてはくれんよ。無視か、さもなくば冷笑されるだけだ」
(中略)
フレデリカは心が冷えるのを感じた。エドワーズ委員会の事件に見られるように、トリューニヒト政権は、ジャーナリズムに対する支配力と管制力とによほどの自信を持っているのだろうか。政治権力とジャーナリズムが結託すれば、民主主義は批判と自浄の能力を欠くようになり、死にいたる病に侵される。この国の事態は、そこまで進んでいるのだろうか。政府と軍部とジャーナリズムとが同一の支配のもとにあるとは!』
(『銀河英雄伝説』雌伏篇 第六章「武器なき戦い」)
……あ、そーいえば、憂国騎士団みたいな右翼のヤクザの酔っぱらいにガンつけられて、渋谷のハチ公前で殴られそーになったこととかも、あったな……
えぇ、まるで王蟲の群れの大海嘯の前に素手で立ちふさがるナウシカのよーなポーズで、忍耐と度胸の非暴力・不服従。
「丸腰の女を殴れるほどの卑怯者なら、
殴ってごらん!ほら!抵抗しないから!」
という主旨の言論の暴力(笑)で、
追い返しましたとも………………☆(  ̄ー ̄)ノ☆
(でも向こう脛は蹴られた! 痛かった)
(空き缶もぶつけられたッ!★( ̄^ ̄;)★ )
いや、まぁ……おやすみ☆
ちょっとマヂになりすぎた★
明日、(いやもう今夜か)は、
マジメに遊びに行きま〜す☆ <(_ _;)>""""
大陸帰り 2007年05月27日 12:42
ついでにも一個。
歌いながら大地を歩くさんはもちろん御存知の上でお書きになっているとは思いますが、銀英伝は田中芳樹さんの頭の中で構築された物語です。
ですから、田中さんの思想から言うと、かなり権力批判に偏った内容になる部分はあるでしょう。
乃木将軍の息子二人のように、あるいは英国王のように、あるいは戦前の皇族のように(戦場にはあまり出ていなかったようですが)、そうでない事例もたしかにあります。
銀英伝をもう少し別の読み方をするならば、エドワーズ委員会の調査結果が公正なものだったかどうかはよくわからないのではないでしょうか。ジャーナリズムが無視したということは、単にエドワーズ委員会がいかがわしい団体だったというだけのことなのかも・・・
歌いながら大地を歩く 2007年05月29日 05:20
>単にエドワーズ委員会がいかがわしい団体だったというだけのことなのかも・
まぁ田中芳樹があの文中で企図した限りでは、
「ジャーナリズム =腐敗・堕落」
「エドワーズ委員会=清廉・正義」という、
単純化された構図であったという素朴な読み方で、問題ないと思うし、その点は同意していただけると思うのですが……
>ジャーナリズムが無視したということは、
そこまで無批判(?)に、「ジャーナリズム」という得体の知れない集合体の「判断」を、丸呑みしてしまうことはどうなんでしょうか……?
(などと青臭いコトを他ならぬ名誉オーベル元帥に、わざわざ問い掛けるまでもないとは思いますけれども、まぁ一応………☆)
.
もうひとつ、前の日記に絡んで、田中芳樹wrote。
>これから国がありとあらゆる方法を用いて「辺野古の阻止行動」に対して張って来る「ネガティブキャンペーン」「マイナスイメージ宣伝作戦」に引きずられてはならない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田中芳樹 wrote
『「エドワーズ委員会」という民間団体がある。昨年、「スタジアムの虐殺」で犠牲となった故ジェシカ・エドワーズ女史を記念し、反戦派の人々が結束してつくった組織である。この委員会が、ひとつの問題を提起した。それは徴兵の不公正に関してであった。(中略)
エドワーズ委員会は質問状を出したが、それはトリューニヒト政権によって完全に黙殺された。(中略)それ以上にエドワーズ委員会の人々を怒らせ、かつ慄然とさせたのは、ほとんどのジャーナリズムがこの一件を報道しなかったことであった。
電子新聞も、立体TVも、政治権力と関係のない犯罪、スキャンダル、人情話のかずかずを知らせるだけで、エドワーズ委員会の活動を無視した。
しかたなく、エドワーズ委員会は会員たちの街頭活動によって一般市民に事情を訴えようとした。5000人の会員がデモをはじめると、警官隊が出てきてそれを規制した。規制を避けて裏通りへまわると、主戦派の団体である「憂国騎士団」が、特殊セラミック製の棍棒をかまえて待ち伏せていたのである。オンナコドモ(※)も含めたエドワーズ委員会の人々が、憂国騎士団員の棍棒につぎつぎとなぐり倒されるのを、警官隊は遠くから傍観し、やがて憂国騎士団が逃げ去ると、血を流して倒れているエドワーズ委員会の会員たちに手錠をかけていった。名目は騒乱罪であった。会員どうしの内紛が流血を呼んだもの、と、警察は説明し、大半のジャーナリズムはそれをそそのまま報道し、憂国騎士団の名は表面に出ずに終わった……。
ビュコックの知人である政治家ジョアン・レベロからその話を聞いたとき、フレデリカは最初、信じられなかった。ヤンや自分の身におこったことを承知してゃいても、民主主義の体制とジャーナリズムに対する信頼は根強いものがあったのである。
しかし、その信頼も、日に日に揺らいでいくフレデリカの毎日だった。』<small>『銀河英雄伝説』雌伏篇 第六章「武器なき戦い」
……つまり……、
こうしたことは、以前からあるし、
今もあるし、これからも起こり得る
だろうと、いうことさ………………。
(実際私は機動隊に突き倒されて、
命の危険を感じたことがある!) |||(^^;)|||
◆コメント◆
歌いながら大地を歩く 2007年05月27日 07:57
あ、おまけ……。(^^;) <寝ろ!自分!!
『「言いたければ、言うがいいさ。しかし、どこのジャーナリズムも、とりあげてはくれんよ。無視か、さもなくば冷笑されるだけだ」
(中略)
フレデリカは心が冷えるのを感じた。エドワーズ委員会の事件に見られるように、トリューニヒト政権は、ジャーナリズムに対する支配力と管制力とによほどの自信を持っているのだろうか。政治権力とジャーナリズムが結託すれば、民主主義は批判と自浄の能力を欠くようになり、死にいたる病に侵される。この国の事態は、そこまで進んでいるのだろうか。政府と軍部とジャーナリズムとが同一の支配のもとにあるとは!』
(『銀河英雄伝説』雌伏篇 第六章「武器なき戦い」)
……あ、そーいえば、憂国騎士団みたいな右翼のヤクザの酔っぱらいにガンつけられて、渋谷のハチ公前で殴られそーになったこととかも、あったな……
えぇ、まるで王蟲の群れの大海嘯の前に素手で立ちふさがるナウシカのよーなポーズで、忍耐と度胸の非暴力・不服従。
「丸腰の女を殴れるほどの卑怯者なら、
殴ってごらん!ほら!抵抗しないから!」
という主旨の言論の暴力(笑)で、
追い返しましたとも………………☆(  ̄ー ̄)ノ☆
(でも向こう脛は蹴られた! 痛かった)
(空き缶もぶつけられたッ!★( ̄^ ̄;)★ )
いや、まぁ……おやすみ☆
ちょっとマヂになりすぎた★
明日、(いやもう今夜か)は、
マジメに遊びに行きま〜す☆ <(_ _;)>""""
大陸帰り 2007年05月27日 12:42
ついでにも一個。
歌いながら大地を歩くさんはもちろん御存知の上でお書きになっているとは思いますが、銀英伝は田中芳樹さんの頭の中で構築された物語です。
ですから、田中さんの思想から言うと、かなり権力批判に偏った内容になる部分はあるでしょう。
乃木将軍の息子二人のように、あるいは英国王のように、あるいは戦前の皇族のように(戦場にはあまり出ていなかったようですが)、そうでない事例もたしかにあります。
銀英伝をもう少し別の読み方をするならば、エドワーズ委員会の調査結果が公正なものだったかどうかはよくわからないのではないでしょうか。ジャーナリズムが無視したということは、単にエドワーズ委員会がいかがわしい団体だったというだけのことなのかも・・・
歌いながら大地を歩く 2007年05月29日 05:20
>単にエドワーズ委員会がいかがわしい団体だったというだけのことなのかも・
まぁ田中芳樹があの文中で企図した限りでは、
「ジャーナリズム =腐敗・堕落」
「エドワーズ委員会=清廉・正義」という、
単純化された構図であったという素朴な読み方で、問題ないと思うし、その点は同意していただけると思うのですが……
>ジャーナリズムが無視したということは、
そこまで無批判(?)に、「ジャーナリズム」という得体の知れない集合体の「判断」を、丸呑みしてしまうことはどうなんでしょうか……?
(などと青臭いコトを他ならぬ名誉オーベル元帥に、わざわざ問い掛けるまでもないとは思いますけれども、まぁ一応………☆)
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